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EU離脱受けた英国外移転、銀行は慎重に-英中銀総裁が拙速戒め

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は15日、英国が欧州連合(EU)を離脱した後に単一市場へのアクセスを維持するため英国外へ移転することを考えている金融サービス各社は、拙速な決定を避けるべきだと戒めた。

  カーニー総裁は議会証言で、金融機関は「危機対応計画を練っている。これらの計画は準備の進み方や具体性においてさまざまな段階にある」とした上で、離脱課程の「今はまだ早い時期であり、計画を作ることは理にかなっているが、行動は多くの場合、総じて、急ぎ過ぎとなろう」と語った。

  銀行は離脱後にEU全域でサービスを提供する権利を失うことを心配し、英政府が離脱交渉を開始すれば人員を移し始めそうな様相だ。政府は来年3月末までにプロセスを開始するとしている。

  カーニー総裁は、英国とEUの将来の関係について見通しが立つまで待つべきだと論じた。離脱についての2年間の交渉期間後に長い移行期間を設けることは全当事者の利益にかなうとも指摘。「政府がEUと結ぶ合意の内容を予想してあらかじめ行動する必要はない」と述べた。

原題:Carney Urges Caution as Banks Threaten to Relocate Over Brexit(抜粋)

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