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ヘッジファンドにはこりごり-米年金基金や寄付基金が別れ告げる

米ケンタッキー州は約5年前に、職員年金基金の一部をヘッジファンドに投資し始めた。手数料は高いが魅力的なリターンが期待できたほか相場下落時のバッファーになると考えたからだ。

  しかし今年11月初旬まで散々な目に遭った同州当局者らは、パイン・リバー・キャピタル・マネジメントやナイトヘッド・キャピタル・マネジメントなどのヘッジファンドから8億ドル(約870億円)の資金の引き揚げを開始することを投票で決めた。

  同基金が抱える160億ドル規模のポートフォリオの最高投資責任者、デービッド・ピーデン氏は、期待外れのリターンももちろん一つの要素だとした上で、ヘッジファンドは高リスクで、運用している連中は大金持ちの道楽者という世間一般の認識も理由の一つだと説明。積み立て不足で加入者が拠出増を求められている中、「監視の目は厳しい」と話した。

Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Pare Declines While Small Caps Fuel Election Rally

ニューヨーク証取の前のウォール街を示す表示

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ケンタッキー州だけではない。年金基金や寄付基金、財団といった米国の大手投資家はヘッジファンドとの付き合いに終止符を打とうとしている。

   さえないリターンと高い手数料に愛想を尽かし、イリノイ、ニューヨーク、ロードアイランドなどの州の年金基金がヘッジファンドへの資金配分を減らした。コンサルタンティング会社NEPCの調査によれば、大学や美術館、病院などの寄付基金や財団の4分の1以上も既に減らしたか減らすことを検討している。投資を続けるために手数料引き下げなどの条件改善を求めるところも多く、ヘッジファンドは通常、要求を受け入れるという。

Mapping Redemptions - Hedge Fund Brief

原題:Hedge-Fund Love Affair Is Ending for U.S. Pensions, Endowments(抜粋)

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