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ロシア当局、ウリュカエフ経済発展相を起訴-2億円収賄の疑い

更新日時
  • ロスネフチに賄賂要求、バシネフチ株取得に絡み
  • プーチン政権下の公職者摘発では最高位、有罪なら禁錮15年も

ロシア連邦捜査委員会は15日、大型民営化の承認に絡み200万ドル(約2億1600万円)の賄賂を受け取ったとしてウリュカエフ経済発展相の身柄を拘束した。16年に及ぶプーチン大統領の治世で摘発された公職者としては最高位になる。

  連邦捜査委員会のスベトラーナ・ペトレンコ報道官によると、ウリュカエフ氏(60)は14日に拘束された。さらに同委員会は、政府が先月売り出した石油会社バシネフチの株式50%株を国内最大の石油会社ロスネフチが取得するのを承認する見返りに、ロスネフチに賄賂を要求したとの罪で、同氏を起訴したと発表した。ペトレンコ報道官は、ロスネフチによるバシネフチ株取得自体は法律を順守しており、捜査対象にはなっていないと説明した。

  リベラル派の著名エコノミストであるウリュカエフ氏の拘束は、政府内や実業界のエリートに衝撃を与えた。ロスネフチのバシネフチ株取得をめぐっては政府高官の間でも意見が割れ、プーチン大統領が支持に傾くまで同氏のほかメドベージェフ首相らも反対を唱えていた。

  プーチン大統領は2年前、ウリュカエフ氏を「経済分野でロシア最高の専門家の1人」だと称賛していた。だがペスコフ大統領報道官はこの日、記者団に対し「捜査開始の時点から」プーチン大統領が今回の事件を承知していたと述べ、「内容は極めて深刻だ。あとは裁判所の判断になる」と続けた。有罪となれば、ウリュカエフ氏には最高で禁錮15年の刑が下る可能性がある。

  経済発展省のエレーナ・ラシュキナ報道官は電話で、ウリュカエフ氏に関する報道について「奇妙で驚くべき内容」であり、徹底的に調査されなければならないとコメントした。

  ロシア科学アカデミーで政府内部に詳しいオリガ・クリシュタノフスカヤ氏は「ウリュカエフ氏は1990年代からリベラルな経済改革に関わっていたため、エリート層の多くから快く思われていなかった。これは政治的な動機が一部介在する可能性を示唆する」と分析した。

原題:Russia Charges Minister in Highest-Level Graft Case Under Putin(抜粋)
News on Ulyukayev ‘Strange, Surprising,’ EcoMin Spokeswoman Says(抜粋)

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