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安倍首相:中国主導のRCEPに軸足移る-TPP進まなければ

  • RCEPには米不参加、域内では中国のGDPが最大に
  • トランプ氏と自分の考えを話したい-自由貿易で安倍首相

安倍晋三首相は、次期米大統領にドナルド・トランプ氏が決まったことに関連して、環太平洋連携協定(TPP)が頓挫すれば、アジア太平洋地域の経済圏の軸足は中国が主導する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に移っていくとの見方を示した。

  安倍首相は15日の参院TPP特別委員会で佐藤正久氏(自民)の質問に、「TPPがなかなか進まないということになれば軸足はRCEPに移っていくのは間違いない」と答弁。RCEP交渉に米国は参加していないことから、同経済圏で最大の国内総生産(GDP)は「米国ではなく中国になっていく」と指摘した。

  安倍首相は、TPPでは国有企業には厳しい制限が課せられ知的財産権もルールで守られるが、RCEPではこうした点がまだ交渉次第となっている点に言及。自由で公正な経済圏を目指すTPPが「一つのモデルにならなければならない」と述べ、保護主義の流れを変え、その意義を世界に発信していきたいとの考えを示した。17日に予定されているトランプ氏との会談でも自由貿易についての自らの考えを話したいと語った。

  外務省のウェブサイトによると、RCEPは、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、オーストラリア、ニュージーランド、インドなどが参加して交渉を進めている。

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