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米リッチモンド連銀総裁:財政刺激策実施なら利上げ促す可能性

更新日時
  • 財政刺激策見通しは大統領選によってシフトしたようだとラッカー氏
  • ダラス連銀のカプラン総裁、「近く」利上げが行われると予想

米リッチモンド連銀のラッカー総裁は14日、米財政政策が拡張的な方向に進めば利上げが必要になる公算が大きいが、トランプ次期政権の政策転換の可能性を見込んで米金融当局が対応するのは時期尚早だとの認識を示した。

  同総裁はメリーランド州チェスタータウンのワシントン・カレッジでの講演前に記者団に対し、「追加の財政刺激策が見込まれるときは通常、利上げが正当化される」と述べ、「将来的な財政刺激の規模が不確実な場合は、われわれは難しい判断を余儀なくされ得る」と指摘した。

  ラッカー総裁はまた、財政を通じた刺激策の「見通しは大統領選挙によってシフトしたようだ。しかし、まだ知らなければならないことは多い」と語った。

Federal Reserve Bank Presidents Lacker And George Testify Before House Financial Services Subcommittee

ラッカー総裁

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  適正な利上げペースを検討している金融当局はこれから来年にかけて、トランプ次期大統領と共和党が多数派を占める議会が推し進める財政政策によって米経済見通しの修正を迫られるかどうかを見極める必要がある。選挙戦中に大型減税に加えて、5000億-1兆ドル(約54兆-108兆円)のインフラ支出を議論してきたトランプ氏だが、今後は共和党内の財政緊縮派とのすり合わせが難航する可能性もある。

  ダラス連銀のカプラン総裁は同日、テキサス州ウィチタフォールズのイベントでの講演後に記者団に対し、自身としては9月ないし11月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを望んでいたが、近く利上げが行われると予想していると述べた。

  同総裁は「われわれが近い将来に緩和をいくらか解除することを私は望む。現時点で次の段階に進むのが適切だと考える」と語り、米財政政策の見通しがどのように展開するかを注視していると説明した。

原題:Fed’s Lacker Says Fiscal Stimulus Likely to Prompt Rate Hikes(抜粋)

(最終段落に発言内容を追加して更新します.)
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