コンテンツにスキップする

ブラジル株:ボベスパ上昇、ヴァーレ高い-回復期待で安値拾いの動き

  • 鉄鋼メーカーのウジミナス、ジェルダウが値上がり上位
  • 通貨レアル安でブラジル株投資に妙味

14日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。先週は11日金曜日まで3日続落し、3営業日としては2011年以来最大の下落となっていたことから、依然としてブラジル経済の回復に楽観的な投資家による安値拾いの動きがみられた。

  鉄鋼石生産のヴァーレがボベスパ指数の上昇に大きく寄与。通貨レアル安が輸出企業の業績見通し好転につながった。値上がり上位銘柄は鉄鋼メーカーのウジミナスとジェルダウ。

  ボベスパ指数は11日までの3日間で7.8%下げ、株価収益率(PER、予想収益ベース)が同日時点で12.8倍と9月29日以来の低水準となった。先週の米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利がレアルの値下がりをもたらしており、ブラジル株は海外投資家にとって妙味がある。中央銀行による利下げペースが鈍い中、ブラジル経済の回復は従来予想よりも長く時間がかかる可能性があるものの、同国は引き続き投資家の信頼を取り戻す方向にある、と証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレード氏は指摘した。

  同氏はサンパウロで取材に応じ、「トランプ氏勝利の影響により回復は遅れる可能性もあるが、ブラジル経済のファンダメンタルズに変化はない」と語った。

  ボベスパ指数は前週末比0.8%高の59657.46で終了。ヴァーレは4.7%、ウジミナスは7.7%、ジェルダウは10%それぞれ上昇。MSCIブラジル素材株指数は11の業種別指数の中で最も上げた。

  この日発表されたブラジル中銀のエコノミスト調査では、 同国の今年の経済成長率見通しは3.37%減と、前回予想の3.31%減からマイナス幅が拡大。エコノミストらは17年についての予想も1.13%増と、これまでの1.2%増から引き下げた。

  通信会社のオイは4.8%高。ブラジル紙グロボは事情に詳しい匿名の関係者1人の情報として、同社に対し100億レアル(約3200億円)規模の買収提案を投資家が準備していると報じた。

原題:Brazil Stocks Rise With Vale as Bargain Hunters Bet on Recovery(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE