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欧州債:ドイツ10年債、6日続落-米国の財政拡大路線観測で

14日の欧州債市場ではドイツ10年債がここ1年半で最長の連続安となった。ドナルド・トランプ次期米大統領が景気支援のため財政拡大路線を歩むとの観測から、世界的に債券が下落している。

  米大統領選でトランプ氏が勝利して以来の世界的な債券安がユーロ参加国の国債利回りを押し上げており、これまで国債相場を支えてきた欧州中央銀行(ECB)の月800億ユーロ規模の資産購入プログラムの効果を無力化している。イタリア10年債利回りは2015年7月以来の高水準、同年限のスペイン国債利回りは英国の欧州連合(EU)離脱が決定的となった6月24日以来の高水準にそれぞれ達した。

  利回り上昇でECBの購入対象となる国債が増えるものの、借り入れコストの上昇が経済を圧迫し得る。ECBは次回の政策決定会合を12月8日に行う。

  コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏(ロンドン在勤)は「トランプ氏が12月会合への期待を高めた」とし、「ECBは外部要因による国債利回り上昇を歓迎しないだろう。国債相場を圧迫しており、12月会合でどのような措置が講じられるかが注目されている」と語った。

  ロンドン時間午後4時10分現在、ドイツ10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.36%。一時は0.4%と、1月以来の高水準となった。同国債(表面利率0%、2026年8月償還)価格は0.436下げて96.607。30年債利回りは5月以降で初めて1%を突破した。

  イタリア10年債利回りは一時21bp上昇し2.23%、同年限のスペイン10年債利回りは1.66%まで上げた。英10年債利回りは1.49%に達した後、8bp上昇の1.45%となった。

German Bonds Caught in Global Selloff

原題:European Bond Rout Endures as Trump Effect Neutralizes ECB QE(抜粋)

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