コンテンツにスキップする

ライアン米下院議長:不法移民の強制送還は共和党の優先課題でない

  • 共和党下院院内総務:ドローンを用いたバーチャルの壁もあり得る
  • トランプ氏:最大300万人の犯罪者らを追放ないし収監する可能性

米下院共和党の指導部は13日、ドナルド・トランプ次期大統領が唱えてきた不法移民の強制送還は優先課題ではないとの見解を示した。またメキシコとの国境に壁を建設する計画についても、国境の一部については壁の代わりにドローンによる国境パトロールの導入が可能だと指摘した。

  ライアン下院議長はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、「国境警備がわれわれの最優先課題だ」と発言。トランプ氏が主張する不法移民の強制送還は共和党とホワイトハウスにとって「焦点」ではないとした。トランプ氏は米国内の最大1200万人の不法移民を強制送還すると昨年11月に述べていた。

Securing Highest-Risk U.S. Border Key to Immigration Legislation

メキシコと接するアリゾナ州ノガレスの国境警備隊員

Photographer: Amanda J. Crawford/Bloomberg *** Local Caption *** Leslie Lawson

  トランプ氏の移民をめぐる発言はその後、後退したりまた元に戻したりと、揺れ動いた。今月13日に公表されたCBS「60ミニッツ」とのインタビューでの一部テキストによると、トランプ氏は犯罪者やギャングのメンバー、麻薬ディーラーらを含む不法移民200万-300万人を米国から追放するか、収監する可能性があると語った。また国境の一部については壁ではなくフェンスにすることを受け入れるつもりだと発言した。

  共和党のマッカーシー下院院内総務は「FOXニュース・サンデー」とのインタビューで、メキシコ国境に壁を構築する必要はあるが、ドローンを用いたバーチャルの壁もあり得ると述べた。また次の会期で共和党が移民問題よりも重視する主要優先課題は医療、雇用拡大、税制改革、規制緩和だと説明した。

原題:Ryan Downplays Deportation in Trump-Era Congress Agenda (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE