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【個別銘柄】三井不やSUMCO高い、東精密は急騰、洋ゴムは急落

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14日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  三井不動産(8801):前営業日比4.2%高の2612.5円。11日発表の4-9月期営業利益は前年同期比4.7%増の1148億円だった。モルガン・スタンレーMUFG証券は、順調な進捗(しんちょく)が確認されたと評価。賃貸事業の通期計画に対する進捗率は52.3%と、東京ミッドタウン・タワーのテナント退去の影響を踏まえてもやや過達ペースと指摘した。

  SUMCO(3436):7.3%高の1279円。ドイツ証券は投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を850円から1400円に上げた。想定より供給が伸びていないことなどから、17年から300ミリウエハーの値上げが始まると判断。需給バランスに対する価格の感応度から、2017年12月期から1桁%後半の値上げを織り込み、コンセンサスを大きく上回る利益水準となると想定した。

  東京精密(7729):10%高の3000円。17年3月期営業利益計画を115億円から130億円に上方修正すると11日に発表した。第2四半期まで半導体製造装置部門が好調だった。クレディ・スイス証券は7ー9月期について、半導体事業はメモリだけでなく幅広いアプリケーションでの需要が拡大しており、引き続き市場環境は良好だと示されたと指摘。計測機器事業も一部海外で回復の兆しがコメントされるなど、総じてポジティブと評価した。

  東洋ゴム工業(5105):18%安の1360円。16年12月期の純利益計画を180億円から120億円に下方修正した。円高推移や市況悪化を想定、免震ゴム問題に関連した特別損失の計上も響く。SMBC日興証券は、価格の下落や原料コスト増で通期計画を下方修正しており、ネガティブな印象と指摘。免震ゴム関連費用については、今後も対策費用が増加する見通しで全額引き当てには時間を要する見込みとみる。

  ロート製薬(4527):11%安の1644円。11日発表の4-9月期営業利益は前年同期比9.9%減の64億6500万円だった。競争激化や天候不順、医薬品の出荷価格の引き下げなどで減収だったことに加え、新規分野への先行投資が継続した。155億円としていた通期営業利益計画は前期比17%減の131億円に下方修正した。

  アルバック(6728):9.2%高の3370円。11日発表した7-9月期営業利益は前年同期比21%増の64億2200万円だった。ジェフリーズ証券は、据え置いた17年6月期計画の180億円に対する進捗(しんちょく)率は35%に達しており、上振れる可能性が高いと指摘。第1四半期の粗利益率は28.7%へ上昇しており、通期目標の26.3%を大きく上回ると評価した。

  国際石油開発帝石(1605):3.6%高の1005円。17年3月期純利益計画を170億円から260億円に上方修正する、と11日に発表した。下期の原油価格想定を1バレル=45ドルから50ドルに変更した。また、17年第3四半期に生産開始を予定する豪イクシスLNGの工事進捗率は9月末時点で90%。
 
  りそなホールディングス(8308):4.3%高の500円。17年3月期の純利益計画を1600億円から1700億円に上方修正する、と11日に発表した。市場予想は1552億円だった。4-9月期純利益は与信費用の改善が寄与し前年同期比13%増の969億円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は上期純利益の期初計画に対する進捗率は61%と高く、ややポジティブと評価した。

Closing Price Of Nikkei Average

街中の株価ボードを見る投資家

Photographer: Haruyoshi Yamaguchi/Bloomberg

  五洋建設(1893):8.8%安の563円。11日発表の4-9月期営業利益は38%増の117億円と従来計画98億円から19%上振れた。通期計画は据え置いた。クレディ・スイス証券では、上期営業利益は会社計画から上振れたが会社計画は据え置かれたため、ややネガティブと指摘。過去2カ月間の株価上昇には通期の上方修正期待が織り込まれていたとみており、失望によって利益確定の売りが出る可能性があると分析した。  

  シチズン時計(7762):9.6%高の649円。30日に発行済み株式数の3.03%に当たる1000万株の自社株を消却すると11日に発表した。

  トーヨーカネツ(6369):26%高の288円。発行済み株式数の9.7%、金額で23億円を上限に自社株買いを行うと11日に発表した。同時に20~30%としていた配当性向を30%以上にすることや、株主総還元性向を100%以上とする方針を決定。また、物流システムの増益効果などを織り込み17年3月期営業利益予想を13億円から24億6000万円に上方修正した。5円を計画していた期末配当は10円に増額。

  ナカノフドー建設(1827):17%高の515円。17年3月期営業利益計画 を32億円から47億円に上方修正すると11日に発表した。工事の採算性向上に伴い、完成工事総利益が増加する見通しとなった。

  ライドオン・エクスプレス(6082):8.6%安の931円。4-9月期営業利益は前年同期比19%減の4億4700万円だったと11日発表。主力の宅配すし「銀のさら」を中心に売上高は同2.8%伸びたが、すし第2ブランドの「すし上等!」で7月から800円プロジェクトを開始、有名タレントの起用やプロモーション強化が響いた。17年3月期の営業利益計画を12億4000万円から10億8000万円に下方修正、前期比では2.2%増益が一転、11%減益になる見込み。

  飯田グループホールディングス(3291):8.9%高の2126円。11日発表した4ー9月期営業利益は前年同期比33%増の592億円と従来計画から30%上振れた。マイナス金利の影響で住宅ローン金利が過去最低レベルの水準になり、仕入れの厳選や在庫回転率改善を進めたことが奏功。17年3月期計画を1005億円から1133億円に上方修正した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、下期の改善を織り込んでおらず、戸建分譲の粗利益率の高止まりが続けば、再上方修正余地があると分析。

  大同メタル工業(7245):4.9%安の1032円。17年3月期営業利益予想を77億円から前期比23%減の55億円に下方修正すると14日午後発表。北米の増産対応への経費増加や建機、船舶向け販売減少などが響き8.2%増益から一転する見通し。

  七十七銀行(8341):9.3%高の529円。発行済み株式総数の1.6%に相当する600万株、金額で30億円を上限に自社株買いを行うと11日に発表した。期間は14日から17年1月31日まで。野村証券では、東日本大震災で控えていた自社株買いを今回再開した点は株価にポジティブ、と分析した。

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