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トランプ氏のインフラ10年計画規模、中国はわずか9カ月で既に達成

ドナルド・トランプ次期米大統領は米国のインフラを「どこの国にも負けない」水準にするため、10年間で最大1兆ドル(約107兆円)支出し整備する案を示している。

  ただ、世界2位の経済規模を持つ中国のインフラ支出は今年だけで既にその規模を超えている。道路や鉄道、橋、通信網、その他のインフラ整備のための支出額は1-9月に1兆2000億ドルに達した。

  トランプ氏が掲げる「米国のインフラ・ファースト」政策は、「それを造れば彼らは来る」式の中国のモデルによく似ている。ただし規模はトランプ氏の方がずっと小さい。中国はこの10年で約11兆ドルをインフラ整備に充ててきた。同氏が提案している額の10倍余りだ。中国の経済成長が現行程度の伸びを維持するには将来的に年間約2兆ドルの支出が必要とみるエコノミストもいる。

  中国の高速鉄道網は2万キロメートルと、世界の高速鉄道網全体の60%余りを占める。しかも2020年までにはその距離を3万キロメートルに延ばす計画で、整備はなお続いている。中国の民間空港は11年には180だったが、昨年は210に増えた。米国で前回、大規模な空港が完成したのは1995年だ。

原題:China Completes Trump’s 10-Year Infrastructure Plan in 9 Months(抜粋)

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