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米国株(11日):S&P500上げ一服、選挙勝ち組探しで小型株急伸

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11日の米国株市場は不安定な取引となるなか、ダウ工業株30種平均が前日に続いて最高値を更新し、週間ベースでは5年ぶりの大幅上昇となった。トランプ次期米大統領の政策が景気や金利にどう影響するかが注目されている。

  S&P500種株価指数は0.1%下げて2164.45。ダウ平均は39.78ドル(0.2%)上げて18847.66ドル。ラッセル2000指数は2.5%の大幅上昇となった。

  アドバイザーズ・アセット・マネジメントの最高投資ストラテジスト、マット・ロイド氏は「この日は単に週末を控えた利益確定が見られた。当然の動きだろう」と述べ、「選挙直後の短いショックを経て好調な上げが続いたので、投資家はやや手控えている」と続けた。

  市場では金融政策や金利軌道にトランプ政権がどう影響するかにも注目している。米政策金利が12月に引き上げられる確率は84%として市場に織り込まれており、1週間前の78%から上昇した。

  金利変動に敏感な銘柄は打撃を受けている。公益事業株や不動産投資信託銘柄、生活必需品は週間ベースで下げた。こうした高配当銘柄は、債券利回りが過去最低水準にある環境で選好される。

  小型株は6日続伸した。トランプ次期政権の国内重視姿勢は国内志向の高い小型株指数を支援するとの見方がある。また規制緩和が金融株や保険株に及ぼす期待も大きい。ラッセル2000ではS&P500種以上に金融と保険が大きなウエートを占める。

  決算発表シーズンも終わりが近づきつつあり、これまで決算を発表したS&P500種採用企業のうち、利益が予想を上回ったのは約76%。売上高が予想を上回ったのは56%だった。S&P500種企業全体では2.5%増益が予想されている。月初の時点では1.6%の減益が予想されていた。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「現実を直視する必要がある。トランプ次期政権の政策内容や閣僚の顔ぶれが明らかになるのはこれからだ」と述べ、「市場参加者は一息入れて、今週の出来事を消化してから週末を迎えたいと考えている」と続けた。

原題:S&P 500 Halts Rally, Small Caps Surge as Election Winners Sought(抜粋)

(第4段落以降を追加します.)
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