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欧州債(11日):イタリア債下落-トランプ氏勝利で国民投票に懸念

11日の欧州債市場ではイタリアを中心にユーロ参加国の国債が売りを浴び、同国10年債利回りは2015年9月以降で初めて2%を超えた。

  次期米大統領に選ばれたドナルド・トランプ氏の掲げる政策が歳出を拡大させ、インフレ加速を引き起こすとみられていることを背景に、世界的な債券安の様相となっている。米国で巻き上がった反体制旋風がイタリアに向かい、レンツィ首相の進退がかかる政治改革法案が12月の国民投票で否決されれば、政治が不安定化する可能性がある。最近の世論調査は同法案が否決されることを示唆している。

  DZバンク(フランクフルト)の市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は債券安について「大型の財政拡大と成長率上昇をめぐる臆測が駆け巡っている」ためだと指摘した。

  ロンドン時間午後4時31分現在、イタリア10年債利回りは前日比14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.03%。一時は2.06%に達した。週間ベースでは3週連続の利回り上昇。先月21日以降では63bp上昇した。同国債(表面利率1.25%、2026年12月償還)価格はこの日、1.165下げ93.02。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比3bp上昇し0.31%。一時は0.35%まで上げた。同年限のスペイン国債利回りは10bp上げ1.49%。

Italy's 10-Year Yield Climbs Above 2 Percent

原題:Italy’s Bonds Tumble as Trump Win Boosts Referendum Concern(抜粋)

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