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バフェット氏、トランプ氏の貿易姿勢を批判-市場の展望はなお明るい

米大統領選で民主党候補ヒラリー・クリントン氏を支持していた資産家ウォーレン・バフェット氏は、クリントン氏が共和党候補ドナルド・トランプ氏に敗れたものの、株式市場の長期的な見通しは引き続き明るいとの見方を示した。

  バフェット氏(86)は11日に放映されたCNNのインタビューで、株式相場は「今から10、20、30年後には上昇している」とし、「クリントン氏が大統領になっていたらそうだっただろう。トランプ氏でもそうなる」と続けた。

  バフェット氏は米国の保険や公益、鉄道といった事業分野への投資で世界有数の資産家となった。CNNとのインタビューで同氏は、非生産的と考えられる政策を政治家が実行したとしても、そうした事業分野は発展できると述べた。一方で輸入の増加は一部の地域での雇用喪失につながるとしても、トランプ氏が主張している北米自由貿易協定(NAFTA)の破棄は全体的に見て米経済に悪影響をもたらすと指摘した。

  投資・保険会社バークシャー・ハサウェイの会長であるバフェット氏は、「非常にまずい考えだ。ただリセッション(景気後退)を引き起こすことはないだろう」としつつ、「貿易において報復的な行動を起こそうとすれば常に、相手側も行動を起こし始める。それが歴史というものだ」と述べた。

  バフェット氏は、多くの共和党議員は自由貿易協定を支持しており、トランプ氏が公約を守る機会は限定される可能性があるとの見方を示した。

  その上で、「これはトランプ氏に限ったことではない。選挙運動中の公約が選挙後に実現しないケースは数多くある」と続けた。

原題:Buffett Faults Trump Trade View, Says Markets Will Still Thrive(抜粋)

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