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中国経済全体のファイナンス活動、10月に鈍化-不動産規制影響か

更新日時
  • 経済全体のファイナンス規模は8963億元-市場予想1兆元
  • 10月の新規人民元融資は6513億元に減少-M2は前年同月比11.6%増

中国経済全体のファイナンス活動が10月に鈍化し、市場予想に届かなかった。当局が不動産市場を落ち着かせる新たな措置を9月後半から講じ始めたことが影響したもようだ。

  中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した10月の経済全体のファイナンス規模は8963億元(約14兆円)。ブルームバーグ調査での予想中央値は1兆元、9月の実績は1兆7200億元だった。

  10月の新規人民元融資は6513億元に減少。同月のマネーサプライ(通貨供給量)統計では、M2が前年同月比11.6%増となった。

Credit Cools

  ナティクシス・アジアの大中華圏担当シニアエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「中国経済は引き続き軌道に乗っている」と指摘した上で、不動産市場の引き締め策が新規融資の一段の減速につながるとの見方を示した。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のトム・オーリック、フィールディング・チェン両エコノミストはリポートで、「米大統領選挙の結果を受け、トランプ次期政権による政策決定に中国の与信の伸び見通しが左右されることになる」と分析。中国当局が与信の伸びを緩やかに減速させることを望む一方で、米国の保護主義政策が輸出に打撃となれば、与信に基づく新たな刺激策を打ち出さざるを得なくなる可能性があるとコメントした。

原題:China Credit Growth Moderates as Policy Makers Cool Property (1)(抜粋)China Credit Expansion Moderates as Policy Makers Cool Property (抜粋)

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