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12月利上げへの軌道変わらず-米連銀総裁らが「政治と無関係」主張

  • ブラード、ウィリアムズ両連銀総裁は米金融当局の独立性を強調
  • FOMCメンバーらは政治について全く議論しないとSF連銀総裁

米連邦準備制度の当局者らは「信じ難いほどマニアック」な専門家の集まりで、会合で政治について議論することは決してないと、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は明かした。セントルイス連銀のブラード総裁も、ドナルド・トランプ氏が米大統領選を制したことで12月の利上げを遅らせるべきではないと発言した。

  ブラード総裁は10日にセントルイスで、「景気に対する私自身の基本的な見通しを変えるほどのボラティリティ(変動性)が今あるとはみていない」とし、「われわれはおおむね大統領選前と同じ軌道に乗っている」と発言。「米金融当局は1回の利上げを予想している。この1回の利上げを実施する妥当なタイミングは12月だろうと考える」と述べた。

Politico Lunch Briefing With Fed Presidents Dennis Lockhart And John Williams

ウィリアムズ総裁

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  トランプ氏の予想外の勝利を受け、当局者らは政治的影響から米連邦準備制度の独立性を守ることが重要だとして結束を固めている。トランプ氏は選挙戦で、米金融当局とイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長を厳しく批判してきた。

  米金融当局者は連邦準備制度が政治と無関係であることを強調している。ウィリアムズ総裁は9日にサンフランシスコで連邦公開市場委員会(FOMC)会合について、「われわれは信じ難いほどマニアックであるため、外部の人がわれわれの議論の全てを理解するのは非常に困難である可能性がある」と語った。

  同総裁はまた、非常に重要なのは「FOMCメンバー17人も、これに関わる数百人のエコノミストも、政治については全く議論しない」ことだと説明。「われわれは首都ワシントンの中心部にいてそれに付随するものもあるが、単に一つの部屋で経済および議会から与えられた目標をいかに最大限達成できるかについて話し合っているだけだ」と述べた。
  
原題:December Rate Hike on Track as ‘Nerdy’ Fed Avoids Politics (2)(抜粋)

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