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欧州株:反落、上げ消す展開-トランプ氏の政策期待で銀行株は続伸

10日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は一時の上げを消した。トランプ次期米政権下でインフレが高まり金融規制が緩和されるとの観測から、銀行株は続伸した。

  収入の35%余りを米州で稼ぐスイスのUBSグループとクレディ・スイス・グループが高騰。ドイツ銀行やウニクレディトも幅のある上昇を遂げた。銀行株指数は3月以来の高水準に達し、4営業日の上げ幅が7月以降の最大を記録した。

  ストックス600指数は前日比0.3%安の338.88で終了。1.3%高となる場面もあったが、公益事業株や不動産株などが指数を押し下げた。

  ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)のファンドマネジャー、ピエール・ムートン氏は、短期債と長期債の利回り格差は銀行に利益をもたらすと指摘。「財政支出と事実上の保護主義的な措置でインフレは上昇するだろう。それで米国は利上げする。米国債市場が全世界の市場を主導し、欧州でもイールドカーブのスティープ化を促す」と語った。

  個別銘柄では、仏エネルギー会社エンジーが7.7%安。通期利益が予想レンジの下限になるとの見通しを示した。英製薬会社アストラゼネカは3.7%下落。売り上げが予想以上に落ち込んだことが嫌気された。

Europe Bank Boost

原題:Trump’s Win Boosts Europe Banks as Broader Market Erases Advance(抜粋)

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