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欧州でも「何でもあり得る」とヒンツ氏-トランプ氏勝利が呼び水に

  • 欧州ではイタリア国民投票や仏大統領選、独総選挙が予定されている
  • アウトサイダーのトランプ氏は最低限の義務しか負わないとヒンツ氏

驚きを持って受け止められたドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利に伴い、景気の足取りが揺らぐことはなさそうだが、欧州各国で今後予定される選挙で同じような結果が出る呼び水になるかもしれない。ヘッジファンド運営会社CQSインベストメント・マネジメントのマイケル・ヒンツ最高経営責任者(CEO)が主張した。

  ヒンツ氏はトランプ氏の勝利について、環太平洋連携協定(TPP)が発効しない可能性が高いことを意味すると電子メールでコメント。「トランプ氏は常にアウトサイダーだった。共和党から最低限の支援しか受けておらず、そのため最低限の義務しか負っていない。レーガン政権以来で最も大規模な規制緩和が検討されることは間違いない」との見方を示した。

  トランプ氏は、インフラ投資の拡大や減税、通商協定への反対を公約して大統領に選出された。トランプ大統領という現実に適応するグローバル市場の再調整が進行し、資産クラスの従来の相関関係が崩れる中で、マン・グループやGAMホールディングといったヘッジファンド運営会社は、そこに利益を得る好機を見いだしている。

  英国民投票での欧州連合(EU)離脱の選択を受けて、欧州では各国の指導者が既に対応に追われているが、米国に変化が生じたことで、今後の注目は欧州に移るとヒンツ氏は予想。「(憲法改正の賛否を問う)イタリアの国民投票やフランスとドイツの選挙を控えて、市場の関心が今度は欧州に向かうだろう。今となっては何でもあり得るのではないか」と同氏は指摘した。

原題:Hedge Funds Sense Opportunity in Dislocation After Trump Win (1)(抜粋)

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