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トランプ氏の人事助言役に金融規制強化に反対の元SEC委員-関係者

  • ポール・アトキンス氏はブッシュ前政権時代にSEC委員を務めた
  • アトキンス氏起用は金融規制ルールを緩和する方向性を示唆か

米国のドナルド・トランプ次期大統領は、金融規制当局の新たなトップを選定する際の助言役に、かつて論争の的となった幾つかの金融規制ルールに反対したことで知られる元米証券取引委員会(SEC)委員を起用する方針だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  この関係者によれば、ブッシュ前政権時代にSEC委員を務めた共和党員のポール・アトキンス氏がトランプ氏の政権移行チームの一員に選ばれた。アトキンス氏の同チームでの立場は公的なものではないとして、同関係者は匿名で明らかにした。アトキンス氏は現在、コンサルティング会社パトマック・グローバル・パートナーズ(ワシントン)の最高経営責任者(CEO)を務めている。

  アトキンス氏に電子メールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。

  同氏はSEC委員時代、ヘッジファンドのSECへの登録義務付けや、投資信託会社の投信運用委員会の委員長ポストに会社経営から独立した人材を起用するよう義務付ける規定に強く反対した。また企業への多額の制裁金についても、不正を行った者よりも株主に不当に多大な損失をもたらすとして、しばしば異を唱えてきた。

  アトキンス氏の起用はトランプ氏の金融市場規制プランの方向性を示唆する可能性がある。トランプ氏当選が決まって以来、投資家の間では、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の下で導入されたものを含む金融ルールの緩和をトランプ氏は目指すのではないかとの観測が広がっている。

  トランプ氏のアトキンス氏起用については、先に米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じていた。

原題:Trump Said to Tap Critic of Wall Street Rules to Aid Transition(抜粋)

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