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ECBは注意深く状況監視へ-トランプ氏勝利の大番狂わせ後

欧州中央銀行(ECB)の当局者らは米大統領選挙でのドナルド・トランプ氏勝利という大番狂わせを受けて、直ちに金融緩和を拡大する考えはないものの、油断せず状況を注視する方針を示した。

  プラート理事は9日ブリュッセルでの会議で記者団に、ECBは「常にそうしているように、状況を綿密に監視する。通常のECBの対応は、最初の数日のボラティリティは静観するというものだ」と語った。「冷静さが必要だ。少なくとも市場より冷静であることが必要だ」と続けた。

  選挙結果が判明した当初に起きた世界的な株安と安全資産買いは徐々に落ち着いた。ユーロは一時ドルに対して2.5%高となったが、フランクフルト時間午前11時31分は0.6%高まで戻した。

  政策委員会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁はウィーンで記者団に、外為市場を含め何らかの対応を取る可能性は排除しないものの、今は「注意深く見守る」時だと述べた。「緊急の場合は介入する用意がある」と付け加えた。

  また、クノット・オランダ中銀総裁はアムステルダムでのイベントで、トランプ氏の勝利はグローバル化の恩恵に対する懐疑を反映したものだとし、そのような疑念は「正しくない」との見解を示した。その上で、「市場を徹底的に注視する。実体経済への影響が明らかになるには時間がかかる」と述べた。

原題:ECB Signals Vigilance on Policy as Trump Win Shocks Investors(抜粋)

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