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【個別銘柄】決算失望のクボタとスクエニHが急落、KNTCTは上昇

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9日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  クボタ(6326):前日比8.8%安の1515.5円。2016年12月期営業利益計画を2000億円から1870億円に下方修正すると8日に発表。市場予想の2062億円を下回った。機械部門、水・環境部門とも売上高予想を減額した。クレディ・スイス証券では、業績予想の下方修正リスクは小さいとの見方がコンセンサスだったためネガティブだと指摘。来期に向けては円33高影響が遅れて顕在化するうえ、北米での競争激化、スキッドステアローダ(SSL)の在庫増なども懸念され、思ったほどの利益成長が難しくなってきたとの見方を示した。

  スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):9.6%安の3115円。4-9月期営業利益は前年同期比12%減の111億円だったと8日に発表。主力でゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業が減益だった。このうちの7-9月期についてSMBC日興証券では、営業利益が前年同期比54%減の21億円と大きく落ち込むなどネガティブだと指摘した。

  SANKYO(6417):3.7%安の3520円。17年3月期営業利益計画を160億円から前期比84%減の30億円に下方修正すると8日発表。市場予想165億円を大きく下回った。パチンコ・パチスロ機器の新基準機に対応したタイトル投入が本格化せず販売台数が落ち込む見通し。

  日本曹達(4041):8.8%安の416円。4-9月期営業利益は前年同期比58%減の14億円だったと8日に発表。化学品は工業薬品や化成品が低調、一部医薬品原料の販売終了もあって減収減益となった。農業化学品は輸出向けが不振、高水準が続く研究開発費負担も響いた。為替が円高基調であることや米国の持分法適用会社の業績が弱含みに推移しているため、17年3月通期計画を52億円から前期比46%減の40億円に下方修正した。

  三井金属(5706):10%安の213円。8日に発表した4-9月期経常利益は、亜鉛価格上昇の影響や機能材料、自動車部品の堅調で前年同期比48%増の89億3600万円と従来計画の45億円を上回るが、17年3月通期計画の140億円は据え置いた。

  ゴルフダイジェスト・オンライン(3319):5.1%高の889円。7日発表の第3四半期決算を受けて、いちよし経済研究所は、同研究所予想を上回る良好な着地だったと評価し、投資判断「買い」を継続した。決算でゴルフ関連市場での競争力を再確認、本格的な投資回収局面へと分析。訪日外国人向けの取り組みの進展にも注目しており、中長期的に高い利益成長が続くとの見方は不変とした。

  メディカルシステムネットワーク(4350):14%安の364円。17年3月期営業利益予想を32億7000万円から前期比39%減の23億円に下方修正すると8日発表。既存店の処方箋応需枚数が当初計画に届かず調剤報酬が伸び悩んだほか、食材仕入コストの増加などで給食事業が低調に推移した上期業績を織り込んだ。

  ノエビアホールディングス(4928):2.6%高の3205円。16年9月期営業利益は前の期比1.6%増の77億600万円だったと8日に発表。新商品や高級基礎シリーズが堅調だったカウンセリング化粧品、既存シリーズが伸びたセルフ化粧品など化粧品事業が好調に推移した。17年9月期は10%増の85億円と3期連続の過去最高益を見込む。

  KNT-CTホールディングス(9726):6.9%高の124円。8日に発表した4-9月期営業利益は21億8600万円となり、24億円で据え置いた17年3月通期計画に対する進捗率は91%に達した。

  ニコン(7731):6.6%安の1539円。17年3月期純損益計画を300億円黒字から60億円赤字に下方修正すると8日に発表した。半導体装置と映像事業の戦略を見直し、人員削減などを柱とする 構造改革を行う。ジェフリーズ証券では、リストラ後の収益改善策が欠けていると指摘し、投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」、目標株価を1520円から1300円に変更した。

  ニプロ(8086):7.8%安の1168円。17年3月期経常利益計画を279億円から前期比37%増の200億円に下方修正すると8日に発表。国内で医療関連、医薬関連事業とも堅調だったが、海外販売の苦戦や為替差損などが発生した上期動向を踏まえた。上期配当を1株20円から7円50銭、期末配当計画も20円50銭から17円にそれぞれ減額、年間では24円50銭と前期実績の33円50銭からの減配を見込む。

  日本信号(6741):7.3%安の840円。17年3月期営業利益予想を80億円から53億円に下方修正すると8日に発表。案件立ち上がりの遅れなどで売り上げ計上のタイミングがずれ込むほか、研究開発投資の増加なども影響、前期比は12%増益から一転、26%減益見通しとなる。

  バイク王&カンパニー(3377):11%高の238円。オートバックス事業を中核とするGー7ホールディングス(兵庫県神戸市)と資本・業務提携すると8日発表した。G-7に対し第三者割当で自己株15万株(発行済み株式総数の0.98%)を処分。調達資金約3200万円は出店費用などに充当する。業務面ではGー7の二輪車用品販売の店舗「バイクワールド」にバイク買い取りなどの受付窓口を設置するといったサービス展開を検討している。

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