コンテンツにスキップする

米国株:S&P500種は続伸、大統領選挙の開票結果待ち

更新日時

8日の米国株式相場は続伸。S&P500種株価指数の2日間での上昇幅は6月以降で最大となった。接戦が予想される大統領選挙の開票結果が待たれている。

  S&P500種は0.4%上昇の2139.56で引け、2週間ぶり高値。0.4%安と0.7%高の間を高下した。ダウ工業株30種平均は73.14ドル(0.4%)高い18332.74ドル。ナスダック総合指数は0.5%上昇した。

Voters Cast Their Ballots For The 2016 U.S. Presidential Election

投票する有権者ら(ロサンゼルス)

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツ(ペンシルベニア州ベスレヘム)の最高投資責任者(CIO)、ビル・シュルツ氏は「大幅高となった前日の後でもまだリリーフラリーが続いている」と指摘。「クリントン氏当選は変化が少ないことを意味し、同氏にとっての朗報はマーケットにも朗報だ。見通し不透明感が消えるのは常に歓迎だ」と述べた。

S&P500種は続伸

  この日のS&P500種株価指数は過去最高値を2.5%下回る水準で引けた。ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「きょうの相場の動きから多くを読み取るのは本当に難しい」と話す。「エネルギー株の売りが優勢になるにつれ、相場全体も少し勢いを失った。しかしまだ様子見モードだ。伸び悩んだ動きを拡大解釈するのは避けたい。50日移動平均と10日移動平均で抵抗線に出会った。従ってテクニカル要因が作用している可能性もあるし、利益確定の売りが入った可能性もある」と述べた。

  クリントン氏勝利の観測は12月利上げ観測の台頭につながった。ブルームバーグがまとめた金利先物市場のデータによると、市場が織り込む年末までの利上げ確率は86%。先週末4日の76%から上昇した。

  スタイフェル・ニコラウスの運用担当者、チャド・モーガンランダー氏は「この先は激しい揺れが予想されるのでシートベルトを締めた方がよい」と話す。「この後投票が締め切られると、次々と入る情報を先取りしようと混沌(こんとん)とした状況になるだろう」と述べた。

  政治ドラマが佳境を迎える中、決算シーズンは静かに終わりつつある。S&P500種企業の7-9月期決算について、アナリストらは平均2.5%の増益を予想。月初の時点では1.6%の減益が予想されていた。今週はメーシーズやコールズ、ノードストロムなど小売企業が決算を発表する。

  個別の銘柄ではプライスライン・グループが6.6%上昇。決算を好感し上場来最高値。通期調整後利益の予想レンジを引き下げたCVSヘルスは、7年ぶりの大幅安。ハーツ・グローバル・ホールディングスは23%の急落。四半期利益は市場予想を大きく下回り、同社は通期利益見通しを下方修正した。

原題:S&P 500 Futures Little Changed as Election Takes Center Stage(抜粋)

(第4段落以降を加えます.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE