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米シカゴ連銀総裁:インフレ率、2%の目標達成への自信欠く

米シカゴ連銀のエバンス総裁は、米労働市場は力強く、消費の「ペースは上向きつつある」と指摘した。一方で、インフレ率は依然として低過ぎ、インフレ期待の低下は懸念要因だとの認識を示した。

  総裁は、金融当局が注目する食品とエネルギーを除くベースでの価格指数は進展していると指摘した。エバンス総裁は、金融当局の中では最もハト派寄りの当局者の1人で、インフレ率が上昇するまで利上げを先送りすることを支持している。

  エバンス総裁は8日、ニューヨークの外交問題評議会(CFR)で講演、「ようやく個人消費支出(PCE)のコア価格指数の上昇率が1.7%に達した」とし、「もう近いところまできている。2%到達についてさらに一層自信が持てれば、金融政策の正常化に対する安心感も強まる。今後の展開を見極める必要がある」と加えた。

  その上で、「速いペースで2%に達すると、それほど強い自信を持っているわけではない」とし、主な理由はインフレ期待だと指摘した。

  総裁は「インフレ期待が、2%の目標と整合しない形で低下してきていることを懸念している」と説明。それを変える方法は、金融当局が目標を達成すると国民に確信させることだとし、「そのためには、速過ぎるペースで引き締めないことだ」と続けた。

  さらに、「講演でインフレについて『オーバーシュート』という言葉を使うのは、FOMC参加者の中で恐らく私だけだろう」とし、「オーバーシュートしても、それが悪とは思わない」と述べた。

原題:Fed’s Evans Lacks Confidence That Inflation Will Reach 2% Target(抜粋)

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