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トランプ氏勝利なら米国債利回り急低下、クリントン氏なら小動きか

米国債市場の大手ディーラーは、米大統領選挙結果が判明した後の市場について、英国の欧州連合(EU)離脱選択後のような大変動に備える一方、比較的穏やかな展開をなお予想している。

  大統領選挙の結果が判明した後、10年物米国債利回りは6月の英国民投票直後以来の急落を演じるか、今月の取引レンジ近辺を維持するかのどちらかだと、米プライマリーディーラー23社中ブルームバーグの調査に答えた11社が予想した。大半は、共和党候補のドナルド・トランプ氏勝利なら利回り低下、民主党のヒラリー・クリントン氏なら横ばいまたは上昇と予想している。

  プライマリーディーラーの1社、BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンジェン氏は「選挙のイベントリスクは対称ではない。トランプ氏勝利が大規模な質への逃避を促すか、クリントン氏勝利で穏やかなリスク選好と現状維持予想が引き起こされるかどちらかだ」と話した。

  米10年債利回りはニューヨーク時間8日午前9時54分現在1.82%。11月3-7日にかけて実施した調査での予想平均はトランプ氏勝利なら1.68%への低下で、これは英国民投票結果が判明した6月24日の19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以来の大幅低下になる。最も大きな値上がりを見込むみずほセキュリティーズUSAは1.5%への急低下を予想した。

  一方、クリントン氏勝利の場合は1.86%への上昇が予想されている。11社中8社が、クリントン氏勝利の場合は利回りが8日の水準を上回ると見込んでいる。最も大幅な価格下落を見込むソシエテ・ジェネラルの利回り予想は1.92%。

  RBSセキュリティーズのみがトランプ氏勝利の場合の利回り上昇を予想した。

Rise or Tumble?

  

原題:Wall Street Bond Gurus Brace for Trump Shock, Expect Clinton Dud(抜粋)

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