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米大統領選:好天に恵まれ投票始まる-異なるビジョンに最後の審判

更新日時
  • 両候補は米国に異なるビジョン描く
  • 当選には選挙人270人獲得が必要

大統領選挙投票日の8日、米国各地は総じて好天候に恵まれた。民主党候補のヒラリー・クリントン氏か共和党のドナルド・トランプ氏か、そして従来型の政治を温存するのか破壊するのか、国民が審判を下す時が来た。

  トランプ氏はなおも、自身が敗北した場合に選挙結果を受け入れるとの明言を避けている。トランプ氏はニューヨーク・マンハッタンの投票所で投票した。それに先立ちフォックス・ニュースとの電話インタビューで、世論調査の多くは「わざと」正しくない数字を出しているなどと語った。世論調査の大半はクリントン氏の若干のリードを示していた。

  クリントン氏はニューヨーク州郊外の街チャパクアで投票した。女性として初めて米2大政党の大統領候補となった同氏は、当選すれば「全力を尽くす」と語った。

  クリントン氏は8日午前、ニューハンプシャーやノースカロライナ、ミシガンなど激戦州のラジオ番組に出演した。ペンシルベニア、ノースカロライナ、フロリダなどの激戦州の投票は比較的早めに終了する。

  2億2600万人の有権者が選ぶ次期大統領は、世界最大の経済大国とともに、移民や貿易、世界における米国の役割などをめぐって修復不能なほどに分裂した国家を前政権から引き継ぐ。

  クリントン氏は大統領夫人やニューヨーク州上院議員、米国務長官を務めた華やかな経歴を持つが、公務での私的電子メール利用や一族の財団をめぐって世間の目は厳しく、信頼性に疑問符が付く。

Hillary Clinton Holds Pittsburgh Campaign Rally

Clinton speaks in Pittsburgh, Pennsylvania, on Monday, Nov. 7.

Photographer: Pete Marovich/Bloomberg

  一方、不動産王で人気テレビ番組の司会者も務めた共和党候補ドナルド・トランプ氏は政治に関して門外漢で、政界の腐敗一掃を公約に掲げる。女性に対する言動や移民をめぐる姿勢で批判を浴び、共和党内からも攻撃にさらされた。
 
  米国の未来を楽観し、オバマ政権下の経済成長をさらに促進することで国民の結束を目指すクリントン氏。一方、国益に反する貿易協定と製造業衰退、不法移民とテロの脅威に米国がさらされているとし、その救世主に自らをなぞらえるトランプ氏のスローガンは「米国を再び偉大な国に」だ。

  当選には270人の選挙人を獲得する必要がある。米国民は結果判明を待ちかねているが、2000年のジョージ・W・ブッシュ氏とアル・ゴア氏の対決のように、1日で決着が付かなかった前例もある。 

Donald Trump Holds Pennsylvania Campaign Rally

Trump speaks in Scranton, Pennsylvania, on Nov. 7.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

原題:It’s Finally Time to Vote as Clinton, Trump Make Final Pitch (2)(抜粋)
It’s Finally Time to Vote as Clinton, Trump Make Final Pitch (3)
Americans Go to Polls to Cast Last Verdict on Clinton, Trump (2)

(トランプ氏が投票したことなどを追加します.)
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