コンテンツにスキップする

OPECが原油需要予想を上方修正、原油安で消費増期待-世界見通し

  • 経済成長が減速しても原油安で消費が喚起されると期待
  • 業界は将来の供給不足を回避すべきだ-OPEC事務局長

石油輸出国機構(OPEC)は、来年から2020年までの世界の原油需要予想を引き上げた。経済成長が減速しても、原油安で消費が喚起されると見込んでいる。

  OPECが8日公表した年次世界石油見通しによると、17年の原油需要予想は日量9530万バレルと、昨年時点の予測から30万バレルの上方修正。OPECは18、19、20年の原油需要予想も引き上げた。20年の原油需要予想は日量9830万バレルと、昨年の見通しから90万バレル上積みした。

  OPECは16年から20年までの原油価格予想については、昨年の見通しからそれぞれ20ドル下方修正した。16年の平均原油価格は1バレル=40ドルと見込み、価格はそれ以降20年まで毎年、前年を5ドル上回ると予測している。今年これまでの北海ブレント原油の平均価格は約44ドル。

Growing Oil Demand

  OPECは需要予想の上方修正について、「中期の原油価格の想定を引き下げたことによるもので、これによる影響は中期の経済成長率の想定引き下げやエネルギー効率化政策拡大よりも強いと見込まれている」と説明。また、15ー21年の世界の年間経済成長率見通しを3.4%と、昨年時点の14ー20年の年間成長率予想(3.6%)から引き下げた。中国や中南米の減速を理由に挙げた。

  OPECのバルキンド事務局長は序文で、「最近の原油市場は供給過剰の状態にあるものの、現在の投資の欠如が将来の供給不足につながらないようにすることが業界にとって重要だ」との見解を示した。

原題:OPEC Raises Oil-Demand Forecast on Outlook for Cheaper Crude(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE