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きょうの国内市況(11月8日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが小幅続伸、米選挙不安の後退と為替安定-輸出、素材上げ

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  東京株式相場はTOPIXが小幅に続伸。米国大統領選で民主党のクリントン氏優位の見方が強まったほか、為替の安定も好感された。輸送用機器など輸出株、鉄鋼など素材株が高く、金利上昇期待で保険や銀行など金融株も堅調。半面、陸運株などディフェンシブ業種は軟調、医薬品株はクリントン候補の政策の影響も懸念された。

  TOPIXの終値は前日比0.69ポイント0.1%)高の1363.49、日経平均株価は5円83銭(0.03%)安の1万7171円38銭。

  三井住友アセットマネジメント株式運用グループの平川康彦ヘッドは、クリントン氏勝利なら株価のディスカウント要因は払拭(ふっしょく)されるが、「10月以降に先行して株価が上昇してきただけに、パワーの弱い大統領の誕生で新たにリスクを取る流れになるかというと、疑問もある」と話した。米大統領選後の日本株は「若干のプラス程度で、日経平均は1万7000-1万7500円のレンジを維持できればいい方」とみている。

  東証1部売買高は16億5971万株、売買代金は1兆7767億円。値上がり銘柄数は805、値下がりは1055となった。

  • 東証1部33業種は海運や鉄鋼、非鉄、輸送用機器、保険、ゴム製品、卸売、ガラス・土石製品、精密機器、銀行など17業種が上昇。繊維や医薬品、鉱業、倉庫・運輸、陸運、食料品、情報・通信など16業種は下落。

  • 売買代金上位ではトヨタ自動車や新日鉄住金、商船三井が高い。みずほ証券が投資判断を上げたスズキ、午後に利益計画と期末配当の上積みを発表した清水建設も買われ、今期の営業利益計画を上方修正したブラザー工業は大幅高。半面、今期の営業利益計画を下方修正した東レが売られ、決算失望のDMG森精機、決算内容があらためて懸念された小野薬品工業の下げもきつい。大成建設も売られた。

  
●債券上昇、10年入札好調で買い優勢に転じる-長期金利2週ぶり低水準

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  債券相場は上昇。長期金利は約2週間ぶりの水準に低下した。米国の大統領選挙をめぐる不透明感が緩和したことを背景に売りが先行した後、この日実施の10年国債入札結果が好調だったことを受けて買いが優勢の展開に転じた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から0.5ベーシスポイント(bp)上昇のマイナス0.05%で取引を開始し、午前は同水準で推移した。午後に入ると、10年債入札結果を受けてマイナス0.07%と10月26日以来の水準まで下げた。新発20年物の158回債利回りは一時1.5bp高い0.385%と10月31日以来の水準まで上昇していたが、午後は0.365%に低下した。新発30年物52回債利回りは1bp上昇の0.505%と1日以来の高水準を付けた後、横ばいの0.495%に戻した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比4銭安の151円74銭で取引を開始。その後は上値の重い展開となり、8銭安まで下落した。午後には上げに転じ、一時5銭高まで上昇。結局は2銭高の151円80銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、10年債入札の結果について、「想定していた以上に強い感じではある」とし、「最近のマイナス0.07%からマイナス0.05%の非常に狭い長期金利のレンジの中では比較的買いやすい水準には入ってきていたということで、投資家の需要があったと思われる」と説明。午後の相場堅調につながったものの、大統領選の結果が出るまでは買いの持続性には疑問符が付くとみる。

  財務省が発表した表面利率0.1%の10年利付国債(344回債)の入札結果によると、最低落札価格が101円54銭と、市場予想の101円51銭を上回った。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と昨年9月以来の水準に縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.35倍と2014年4月以来の高水準となった。

●ドルは104円台前半、米大統領選見極め-リスク懸念後退も上値限定

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=104円台前半で推移。米大統領選で民主党候補のヒラリー・クリントン氏優位との観測を背景に、朝方はドル買い・円売りが先行したものの、投票結果を見極めたいとの姿勢から上値は限定的となった。

  午後4時15分現在のドル・円は前日比0.1%安の104円39銭。朝方に104円59銭まで水準を切り上げた後、一時104円30銭まで下げる場面もあった。前日の海外市場では一時104円63銭と1日以来のドル高・円安水準を付けた。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、「クリントン氏のメール問題が沈静化して米株が急伸し、リスクオフの巻き戻しとなった。クリントン氏の勝利は間違いなさそうだが、あと1日なので無理してドルロングを積み増すよりも、現状維持して結果を見てからという姿勢だろう。ドル・円は104円台で堅調ながら動きづらい」と述べた。

  AP通信が伝えたところによると、米国で8日投開票の米大統領選挙で民主党候補のクリントン氏はニューハンプシャー州ディックビルノッチで首位だった。投票数8票のうち、クリントン氏が4票、共和党候補のドナルド・トランプ氏が2票、リバタリアン党のゲーリー・ジョンソン氏が1票。同地の投票所は午前0時直後に開き、全員が投票した後で閉められた。

  

  

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