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ヘッジファンドという「カジノ」に支払う手数料削減-BBC年金基金

英国放送協会(BBC)の年金基金が、ヘッジファンドへの資産配分を減らしている。運用資産190億ドル(約2兆円)の同基金は、資産運用会社に支払う手数料支出の削減を目指している。

  BBCの年金投資担当ディレクター、ジェームズ・ダバリー氏はインタビューで、「自分たちの代わりにカジノに行くだけで管理報酬2%と成功報酬20%を支払うという気には全くなれない」と説明した。ヘッジファンドは通常、管理報酬として運用資産の2%、成功報酬として利益の20%を徴収する。

  米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイ会長で資産家のウォーレン・バフェット氏ら投資家は、資産運用会社が課す手数料に批判的な見方を示しており、規制順守コストが上昇し資本流入が減少する中、欧州のヘッジファンド業界は縮小している。ダバリー氏によれば、BBCによるヘッジファンドへの資産配分は2012年以降ほぼ半減し、現在では資産全体の約3%にとどまっているという。

  16年の会計報告によれば、BBCの年金基金の3月31日までの5年間の年率リターンはプラス9.3%。国債や不動産、インフラ、プライベートエクイティ(PE、未公開株)などの資産による利益がリターンを押し上げた。13年の保険数理評価によれば、同基金の必要財源は依然として20億ポンド(約2600億円)不足している。

原題:Hedge Fund ‘Casino’ Fees Shunned by $19 Billion Pension Fund (1)(抜粋)

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