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米国株:急反発、S&P500は10日ぶり上昇-FBI発表で安心感

更新日時

7日の米国株は反発。S&P500種株価指数は1980年以来最長の連続安を脱し、10日ぶりに上昇た。この日は銀行やテクノロジー、製薬が上げを主導。JPモルガン・チェースやマイクロソフトはいずれも急伸した。

  米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は6日、米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏による国務長官時代の私的な電子メール使用について、犯罪に相当しないという結論に変更はないと伝えた。7日の米国株式市場では安心感が広がった。

Traders Betting on a VIX Decline

  ウェドブッシュ・セキュリティーズ(ロサンゼルス)の株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「先週末まで9日続落だった。ドナルド・トランプ共和党候補が勝利する可能性が市場に強い警戒感をもたらしていた」と述べ、「クリントン候補の電子メール問題に関するFBIの発表で、警戒感はある程度取り除かれた。8日の投票に伴い、週内は強いボラティリティがみられることは確実に分かる」と続けた。

  S&P500種株価指数は前営業日比2.2%上昇の2131.52で終了。ダウ工業株30種平均は371.32ドル(2.1%)高い18259.60ドル。ナスダック総合指数は2.4%上昇した。

Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Fluctuate After Payrolls Data Amid Focus On Election

NY証取のトレーディングフロア

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  FBIは10月28日、クリントン氏が国務長官時代に私的な電子メール・サーバーを使っていた問題をめぐり調査を再開したことを明らかにした。

  マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツ(ペンシルベニア州ベスレヘム)の最高投資責任者(CIO)、ビル・シュルツ氏は「調査終了によって状況が若干明確になった」と述べ、「これで大統領選をめぐる主な不透明感の緩和、もしくは除去に近づいた。それが株式市場のポジショニングにも見て取れる」と続けた。

  企業の決算シーズンも終わりが近づいている。S&P500種採用企業のうち約85%がすでに決算を発表した。このうち売上高が予想を上回った企業は56%、利益が予想を超えたのは76%だった。アナリスト予想によれば、S&P500種企業の第3四半期決算は2.5%の増益。

  米食品流通大手、シスコは上昇。同社第1四半期の利益がアナリスト予想を上回ったことが好感された。

原題:Anxiety Drains From Market as S&P 500 Rallies After FBI Letter(抜粋)

(相場を更新し、最終4段落を加えます.)
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