ヘッジファンドの金の買越残高が増加-米大統領選控え懸念強まる

  • 投機家による金の買越残高は1カ月ぶり高水準
  • 「投資家らはリスクヘッジを確実にするため持ち高調整」との見方

8日の米大統領選挙をめぐる不透明感について、投資家がどれほど懸念を抱いているかを理解するには、金市場に目を向けるといい。

  米政府が4日発表したデータによれば、ヘッジファンドは安全資産とされる金の価格上昇を見込む買い越しを2週連続で増やした。買越残高は1カ月ぶりの高水準に達しており、2週連続の増加は7月以来。

  スタイフェル・ニコラウスの運用担当者チャド・モーガンランダー氏は「選挙を控え、投資家らはリスクヘッジを確実にするため持ち高調整を進めている」と指摘。「金融システム内でボラティリティが上昇している局面では、投資家は安全と見なされている資産クラスに引き寄せられる」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)の4日の発表によれば、金の先物とオプションの買越残高は1日終了週に14%増え17万2532枚と、9月27日以来最大の増加を示した。ニューヨーク市場COMEX部門の金先物相場は先週、週間ベースで2.2%上昇し、4日終値は1オンス=1304.50ドル。
  
原題:Hedge Funds Are Hiding Out in Gold as Election Fears Grip Market(抜粋)

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