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エラリアン氏:米金融当局が永久に市場の一番の味方ではあり得ない

独アリアンツの主任経済顧問、モハメド・エラリアン氏は4日、12月に利上げがあるかどうかにかかわらず、米金融当局が永久に金融市場の一番の味方であり続けることはないとの考えを示した。

  エラリアン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、緩和的な金融政策が金融資産を支えてきたが、市場は中央銀行に依存することになったと指摘。こうした支えなしで、市場が良好なパフォーマンスを続けられるか懐疑的だと語った。

  エラリアン氏は「中銀内部では今や将来の金融安定性に対する脅威、すなわちノンバンクにおける過度のリスクテークを助長し、それ自体がやがて経済への逆風になりかねないという事実について、懸念が強まっている」と話した。その上で、「米金融当局が恒久的にわれわれの一番の味方であるとの考えには警戒が必要だ。当局がそのような存在であり続けるか私には確信がない」と付け加えた。

  米労働省が4日公表した10月の雇用統計では、雇用の堅調な伸びや賃金の伸び加速が示され、国内の経済データを踏まえれば、8日の米大統領選の結果を受けて経済的なショックが広がらない限り、金融当局は12月に利上げするだろうと、エラリアン氏は述べた。

  同氏は「もし共和党候補ドナルド・トランプ氏が勝利し、同氏がもし演説で反貿易の発言を繰り返したら、リスク市場は深刻な売りに見舞われるだろう」と発言。「2つの『もし』が重なれば、S&P500種株価指数は5-10%の下落が見込まれ、リスクバランスは一段と大幅な下降に向かうだろう。その理由は流動性の問題だ」と論じた。

原題:El-Erian Says Federal Reserve Isn’t Markets’ Best Friend Forever(抜粋)

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