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米FRB副議長:インフレや雇用、当局の目標上回る可能性も

米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は4日、経済資源の活用余地がどこまであるか金融当局として限界を探る中、インフレ率と雇用が当局の目標を上回る可能性があるとの考えを示した。

  フィッシャー副議長は米経済について、「雇用やインフレをめぐるわれわれの目標をある程度上回る」可能性があると指摘。ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)の会合で発言したもので、さらなる投資と人員の採用を促すため、目標をオーバーシュートすることを多少容認する姿勢を示唆したものとも受け止められる。

Key Speakers At The IIF Annual Membership Meeting

フィッシャーFRB副議長

Photographer: T.J. Kirkpatrick/Bloomberg

  元FRB理事で現在はコンサルタント会社LHマイヤー(ワシントン)を率いるローレンス・マイヤー氏は、「当局の雇用面の目標をわずかに上回ることで、どの程度のインフレにつながるか考慮すると、そのトレードオフは極めて好ましいものと見受けられる」と語り、フィッシャー議長のコメントは「一定限度内のインフレ容認」を示すとの見方を示した。

  フィッシャー議長はスピーチ原稿で政策金利に関し、「最近のデータを見ると、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジ引き上げの論拠が一段と強まったというのがわれわれの見立てだ」とし、家計の支出と企業の「新たな」投資に支えられて米経済は「緩やかなペース」で成長すると見込んでいると話した。

  米労働省が4日発表した10月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比16万1000人増となり、失業率は4.9%と前月の5%から改善した。

  フィッシャー副議長は、労働市場が「完全雇用状態に近づいており」、景気回復が「力強い」雇用の伸びをもたらしたと述べた。

原題:Fed’s Fischer Says Economy May Exceed Inflation, Job Goals (1)(抜粋)

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