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加フェアファックス:保有する米長期債の90%を売却-大統領選控え

バリュー投資家プレム・ワトサ氏率いるカナダの保険・投資 会社フェアファックス・ファイナンシャル・ホールディングスは、保有する長期の米国債をほぼ全て売却した。米大統領選を含めた世界的な不確実性が理由。

  フェアファックスは3日、保有する米長期債の90%を売却。一方で現金および短期投資を100億ドル(約1兆300億円)と、9月末時点の11億ドルから増やした。これにより、同社のポートフォリオ全体に占める現金・短期投資の比率は3分の1余りと、9月末の19%から拡大した。ワトサ氏が4日、アナリスト向けの電話会議で明らかにした。

  フェアファックスの最高経営責任者(CEO)を務めるワトサ氏は、「当社は保有する米長期債の90%余りを売却した。理由は米大統領選に伴う不確実性だ」と説明。「大統領選で誰が勝利するか分からないが、大規模なインフラ投資や法人税率の低下が実施される可能性がある。短期的には効果があるかもしれないが、長期的に見た場合は疑問がある。当社としてはそのリスクを外しておきたかった」と述べた。

  ワトサ氏はこのほか、世界的なデフレ環境も引き続き懸念材料だと指摘した。

原題:Watsa Dumps 90% of U.S. Long-Bond Holdings Ahead of Election (1)(抜粋)

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