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欧州株(4日):下落、低迷は11営業日連続に-売られ過ぎ感が台頭

  • ストックス600、週間ベースでは2月以来の大きな下げ
  • RSIは6月以降で初めて30下回る

4日の欧州株式相場は下落。指標のストックス欧州600指数は前日比変わらずを含め軟化局面が11営業日続き、反発が近いことを示すテクニカル水準に接近した。

  ストックス600指数は前日比0.8%安の328.80と、4カ月ぶりの安値で終了。米大統領選の結果についての懸念が強まったことなどを受け、週間ベースでは2月以来の大きな下げとなる3.5%安を記録した。

  この結果、相対力指数(RSI)は29前後まで低下し、買いシグナルとされる30を下回った。RSIが前回この水準まで下げたのは欧州連合(EU)離脱・残留を問う英国民投票が行われる直前の6月で、ストックス600指数はそこから9月に4カ月ぶり高値を付けるまで9.4%上昇した。バンク・オブ・アメリカ(BofA)がまとめたリポートによれば、欧州株からの資金流出は今週ようやく止まった。前週まで過去最長の38週連続流出となっていた。

  サクソバンクのロンドン在勤トレーダー、ピエール・マーティン氏は電話で、米大統領選に関する「世論調査でクリントン氏とトランプ氏の支持率が接近して以来、株式市場のセンチメントはリスクオフとなっている」とし、「売られ過ぎの領域に入った。欧州の投資家らは米国の状況がもう少し明らかになり、多少確信を持てることを期待している。短期的にはクリントン氏が勝利すれば、ある程度の安堵(あんど)感がもたらされるだろう」と語った。

  個別銘柄では、銀行株が安く、オーストリアのエルステ・グループ・バンクは7%下落。ドイツのコメルツ銀行は1.4%値下がりした。一方、高級ブランドを展開するスイスのフィナンシエール・リシュモンは5.2%上昇。最高経営責任者(CEO)職の廃止を含む経営陣刷新を明らかにしたことが好感された。

Oversold Stoxx 600

原題:After 11 Days Without Gains, European Stocks Hit Oversold Level(抜粋)

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