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ゴールドマンなどを米連邦高裁が支持-FB株の短期売買めぐり

  • IPO引き受け後の短期売買で不当に利益得ていたとFB株主
  • マンハッタンの米連邦高裁は株主の訴えを退けた下級審判断を支持

2012年の米フェイスブックの新規株式公開(IPO)で引き受けを担当した米ゴールドマン・サックス・グループなどの金融機関が短期売買で不当に計1億ドル(約103億円)を得たとして利益の返上を求めてフェイスブック株主が起こした裁判で、マンハッタンの米連邦高裁は3日、14年の下級審判断を支持し株主の訴えを退けた。

  株主側は、モルガン・スタンレーやJPモルガン・チェース傘下の部門も含めた引受会社がフェイスブックの財務に関する非公開情報を基にした短期売買で利益を得たのは不当だ、と主張していた。

  フェイスブック株主のロバート・ロウィンガー氏は、引受会社は上場前に入手したフェイスブック株の取引を制限するロックアップ契約の条件に縛られていたと主張。連邦高裁はそのような基準を適用すればIPO市場が損なわれると判断、引受会社はロックアップ契約で取引に制約をかける連邦証券法に拘束されないとして同氏の訴えを退けた。

  連邦高裁は「ロックアップ契約の当事者として、引受会社は安値で買って高値で売ろうとする投資家としては行動していない」と指摘した。

  ロウィンガー氏の弁護士ジェフリー・エイブラハム氏に電話で接触したが、今回の判断についてはコメントを控え、上訴するかどうかにも言及しなかった。ゴールドマンの弁護士ジェームズ・ラウハンデー氏に電話でコメントを求めたが、今のところ返答はない。モルガン・スタンレーの弁護士アンドルー・ブライアン・クルボク氏はコメントを控えた。フェイスブックの広報担当者バネッサ・チャン氏もコメントしなかった。

原題:Goldman Sachs Gets to Keep Profit From Facebook IPO (2)(抜粋)

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