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ブラジル株・通貨下落-全銘柄値下がり、米大統領選と成長への懸念で

  • 原油安でペトロブラスが下落、消費関連株も下げた
  • 米大統領選の不透明感とブラジル経済の回復に対する懸念が重し

3日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は3週間ぶり安値に下落。通貨レアルも安い。投資家は米大統領選挙を控え慎重姿勢を取っている。米国はブラジルにとって2番目に大きな貿易相手国。

  ボベスパ指数は前営業日比2.5%安の61750.17で終了。主要株価指数の中で最大の下げとなった。指数構成58銘柄全てが下落。原油相場下落で、ブラジル石油公社(ペトロブラス)が下げた。レアルは0.3%安の1ドル=3.2420レアルと、10月4日以来の安値。

  ブラジル株・通貨は今年、新政府に対するリセッション(景気後退)からの脱却期待から大きく上げてきた。投資家がブラジル経済が改善しつつあることを示す確固たる兆しを依然として待つ中、米国での選挙は輸出を阻害しかねない方向に向かう恐れを示唆している。最新の世論調査は、米大統領選は接戦の様相を示している。

  証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ルイス・グスタボ・ペレイラ氏はサンパウロで取材に応じ、「現時点でブラジル資産を取引するには極めて用心が必要だ。投資家は選挙が終わるまで様子見の姿勢をとってくるだろう。われわれは今後数日間、ボラティリティの高まりに備える必要がある」と語った。

  ボベスパ指数は今年、ドル・ベースで74%上昇し、株価収益率(PER)は過去3年の平均を18%上回る水準で取引されている。

  ペトロブラスは4.3%下落。総合持ち株会社のインベスチメントス・イタウ(イタウザ)は2%下落。同社はペトロブラスの燃料輸送部門への買収提案を検討していることを確認した。倉庫運営のルモ・ロジスチカ・オペラドーラ・ムルチモダルは7.8%安と指数採用銘柄で値下がり率トップ。ブラジル・プルラルが利益懸念を理由に「買い」推奨を取り下げた。衣料小売りのロジャス・レナー、ドラッグストアチェーンのライア・ドロガジル、化粧品メーカーのナトゥラ・コスメチコスなど消費関連株も下げが目立った。

原題:Brazil’s Stocks, Real Fall on U.S. Election Anxiety, Growth Woes(抜粋)

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