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欧州株(3日):ほぼ変わらず、英EU離脱への懸念緩和で下げ止まる

3日の欧州株式相場はほぼ変わらず。指標のストックス欧州600指数は9営業日ぶりに下げ止まった。一部銀行の決算内容が予想を上回ったことや、英国の欧州連合(EU)離脱の手続きについて裁判所が議会承認が必要と判断したことで、EU離脱が予想ほど厳しくならないとの楽観が強まった。

  ストックス600指数は331.56で終了。2年にわたるEU離脱交渉を開始するリスボン条約50条発動について、英裁判所が事前に議会で採決し承認される必要があるとの判断を下したたため、一時0.8%上げた。メイ政権は上訴する意向を表明した。ただ、10月の米非製造業総合景況指数が発表されると、上げ幅を削った。同指数は活動の拡大を示したが、ペースは前月から減速し、市場予想も下回った。

  コゲフィ・ゲション(パリ)のファンドマネジャー、バースレミー・デブレー氏はEU離脱手続きに関する法判断について、「この日は目先の見方に基づき市場は反応したが、予見できない多くの事柄の一つだ」と発言。「政府にとって決して容易になることはなく、これは周知のことだ。法判断で明確さが増すだろうが、議会がEU離脱に反対するとは限らない」と続けた。

  イングランド銀行(英中央銀行)はもはや年内の利下げを見込んでいないことを示唆。これを手掛かりとしたポンド高で、英FTSE100指数は0.8%下げた。

  個別銘柄では、デンマークのバイオテクノロジー企業ジェンマブが11%高の急伸。スイスの免税店運営のデューフライは6.8%値上がり。一方、廃棄物や水処理などの環境サービスを手掛ける仏ヴェオリア・エンバイロメントは6.3%安。独スポーツ用品メーカー、アディダスは6.3%下げた。

原題:European Shares Close Unchanged After Worst Losing Run Since ’14(抜粋)

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