コンテンツにスキップする

クリントン氏、FBI発表後も大卒白人の支持拡大-トランプ氏撃退か

米大統領選挙の投票日までに想定外の急展開がない限り、ドナルド・トランプ氏は大学を卒業した白人有権者の支持率で敗北しそうだ。共和党候補としては近代的な出口調査が開始された1956年以降で初めてのケースとなる。

  トランプ氏はこの有権者グループを制覇できなければ、民主党候補ヒラリー・クリントン氏に大統領の椅子を贈ることになる可能性は十分にある。世論調査では両候補の支持率の差は縮まってきているものの、依然としてクリントン氏が有利な状況だ。大統領選の投票は8日に行われる。

1478170829_161103_hillary_clinton_getty

  最近の世論調査のデータをブルームバーグ・ポリティクスが分析したところによると、大卒の白人有権者の間ではクリントン氏の支持率がトランプ氏を平均12.3ポイント上回っている。米連邦捜査局(FBI)が10月28日にクリントン氏のメール問題の調査再開を発表して以降、同氏の支持率は大半の有権者グループで低下してきているものの、大卒白人の間ではリードを平均で1.4ポイント拡大している。9月第2週との比較ではリードは2倍余りに広がった。

  大卒女性のクリントン氏支持が高い中、今回の調査結果は2016年の大統領選において学歴が極めて重要な断層線となっていることを示した。クリントン氏が全米レベルや、バージニアやコロラドといった教育水準の高い激戦州で何カ月にもわたりリードを維持する上で、学歴はプラスに働いている。こうした激戦州をクリントン氏が制すれば、トランプ氏は敗北しかねない。

  共和党の世論調査専門家、ホイット・エアーズ氏は「トランプ氏のアプローチ全てが大卒の白人、特に大卒の白人女性に不快感を起こさせる」と指摘。またクック・ポリティカル・リポートで選挙予想を行うデービッド・ワッサーマン氏は、大卒白人の票を失うのはトランプ氏にとって「壊滅的」な事態となりかねないと述べた。

  2日に発表されたワシントン・ポスト紙とABCニュースの全米追跡調査では、クリントン氏とトランプ氏の支持率はともに46%だったが、ABCが提供した内訳データによれば、大卒の白人有権者の間ではクリントン氏が9ポイントリードしている(一方で、大学の学位を持たない白人有権者の間ではトランプ氏が24ポイントリードしている)。

  全米選挙調査によれば、少なくとも1956年以降の全ての大統領選で共和党候補は大卒白人の支持率で勝利している。  

原題:Clinton’s Growing Lead With College-Educated Whites Could Block Trump(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE