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クレディS、株価大幅安-黒字は一時要因、CEOは厳しい見通し

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3日のチューリヒ市場でクレディ・スイス・グループの株価が3カ月ぶりの大幅下落を演じた。7-9月(第3四半期)の予想外の黒字は一時要因によるものだったことや、ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)が引き続き厳しい見通しを示したことが響いた。

  3日の発表によると、純損益は4100万スイス・フラン(約43億4000万円)の黒字。アナリストは赤字を予想していたが、不動産売却益が寄与し黒字となった。株式トレーディング収入は38%減少。アジア太平洋地域のプライベートバンク事業のマージンは低下した。

  昨年の就任後、大規模な人員削減やリスク資産の圧縮、証券業務縮小に加えて、ウェルスマネジメントに重点を移す改革を推進してきたティアムCEOはこの日、まだ「道のりは長い」とし「厳しい市場環境」に直面するとの見通しを示した。

  株価は7.1%安で終了した。

  ティアムCEOは今年3月に事業再編を加速させる方針を打ち出し、年内に約6000人を削減する計画を発表した。今年の経費目標の198億フラン以下に圧縮するため、年内にさらに600人を減らす必要がある。

  7-9月期にはリストラ費用1億4500万フランを計上した。デービッド・マザーズ最高財務責任者(CFO)は3日の電話会議で、今四半期もほぼ同水準との見通しを示した。16年通年では約6億5000万フランを見込んでいる。

  ティアムCEOはウェルスマネジメント事業に力を入れることで収益を拡大させる戦略だが、アジア太平洋地域プライベートバンク部門の税引き前利益は1億5200万フランと前年同期の1億6200万フランを下回った。純マージンは引当金の影響で前年同期から低下した。

  7-9月は業界全体で債券トレーディングの回復が見られたが、クレディ・スイスの同事業収入は3%増にとどまった。株式トレーディング収入は3億2400万フランに落ち込み、マザーズCFOは「残念な」パフォーマンスとコメントした。

原題:Credit Suisse Drops as Thiam Wealth-Management Push Stumbles (2)(抜粋)
European Shares Close Unchanged After Worst Losing Run Since ’14

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