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米国株(2日):過去5年で最長の連続安-大統領選控え不安続く

更新日時

2日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は過去5年で最長の連続安となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)による政策金利据え置きの決定は材料視されず、大統領選を控えた神経質な雰囲気が続いている。

  FOMCの声明はおおむね予想通りとなり、8日の投票日に向けて強まる不安を和らげる役目はほとんど果たさなかった。強弱まちまちな決算内容や原油価格の大幅下落も株式相場の重しとなった。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%安の2097.94。これで7営業日続落となった。ダウ工業株30種平均は77.46ドル(0.4%)下げて17959.64ドル。

  ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「FOMC声明は無難な内容で市場の予想通りだった。唯一の実質的な変化は、反対が3人から2人となったことだ」と指摘。「現在は何にも増して、大統領選を控えた不透明感と動機付けの欠如が市場を支配している。投資家はリスクを減らしており、様子見に回る向きもある」と続けた。

S&P 500 Extends Skid

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は6月以来の高水準付近にとどまっている。

  この日は銀行やエネルギーの銘柄が特に下げた。債券利回りが下げたほか、原油価格は約1カ月ぶり安値に下落した。ギリアド・サイエンシズとアラガンも大きく下落。両社とも決算で利益が市場予想を下回った。このほかグーグルの親会社アルファベットが3カ月ぶり安値。フェイスブックも売られた。

  フェイスブックは通常取引終了後に決算を発表。米東部時間午後4時35分時点では、同社株はほぼ変わらず。7-9月(第3四半期)決算では、売上高が過去最高となった。

  FOMC声明では、「委員会は、FF金利引き上げの論拠は引き続き強まっていると判断しているが、委員会の目標に向けて進展を続けていることを示すさらに幾つかの証拠を当面待つことを決めた」と記された。大統領選を来週に控えていることから、利上げ見送りの決定は広く予想されていた。

  声明発表後、先物市場に織り込まれる12月の利上げ確率は80%と、発表前の67%から上昇した。

  コーナーストーン・ファイナンシャル・パートナーズのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「FOMCは、12月利上げの準備を整えるのに必要なことは全て行った」と指摘。「FOMCは12月の利上げをほぼ表明したことになるが、選挙が予想外の展開になったり、相場を大きく下落させるようなイベントが発生した場合に備えて若干の余地を残している」と続けた。

原題:U.S. Stocks Decline for Seventh Day Amid Fed as Election Looms(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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