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米国債(2日):上昇、FOMC受け12月利上げ確率は80%に迫る

更新日時
  • 「利上げの論拠は引き続き強まっている」-FOMC声明
  • 10月の雇用者数は17万5000人増の予想

2日の米国債相場は上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を据え置いた上で、年末までにこれを引き上げる選択肢を残したことから、12月利上げの確率は高くなった。

  FOMCは声明で「利上げの論拠は引き続き強まっている」と指摘。政策金利は現行水準の0.25-0.5%で据え置いた。ブルームバーグが調査したエコノミストも全員が据え置きを予想していた。

  トレーダーの動向に基づいてブルームバーグがまとめたデータによると、12月利上げの確率は78%と、前日時点の68%から上昇。金融政策軌道の次の手掛かりを得ようと、市場の注目は4日の米雇用統計に移った。

Will They or Won't They?

  ノースウェスタン・ミューチュアル・ライフ・インシュアランスの資産運用部門でチーフ投資ストラテジストを務めるブレント・シャット氏は、「データ重視のFOMCから、12月利上げの可能性が高いことがこれ以上明確に示唆されることはない」と指摘。「最も重要なものは労働参加率だ」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比約2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.8%。

  2年債利回りは1bp低下の0.82%。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、10月の非農業部門雇用者数は17万5000人増と予想されている。9月は15万6000人増だった。

  FOMCは声明で、「インフレ率は今年のより早い時点から幾分か上昇してきている」とし、「市場に基づくインフレ調整指標は上昇した」との判断を示した。

  キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏(ニューヨーク在勤)は「FOMCは必ずしも12月利上げの地ならしをしたわけではないと思うが、声明にあるように論拠は引き続き強まっている」と指摘。「最終的に金利は上がると思うが、すぐには上昇しない可能性もある」とし、米選挙をめぐる不透明感があるためだと述べた。

原題:December Fed Hike Odds Approach 80% as Traders Pivot to Payrolls(抜粋)

(第4段落のコメントを差し替え、6段落以降を追加し、更新します.)
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