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欧州株:ストックス600、8日続落-米大統領選めぐる懸念が強まる

2日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は8営業日続落。米大統領選をめぐる一連の世論調査で民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持率拮抗(きっこう)を示したため懸念が強まり、世界株安の様相となっている。

  ストックス600指数は前日比1.1%安の331.55と、約4カ月ぶりの安値で引けた。8営業日の下げ幅は3.7%に達した。安全資産への逃避が広がる中で、銀行株や自動車銘柄、石油・ガス銘柄が大きく下げた。ユーロ圏の株価下落に備えたオプション費用に連動するVストックス指数は2011年以降で最長となる8日連続で上昇した。

  ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)のシニア株式マネジャー、ミヒャエル・ボイシュネック氏は「欧州の観点ではトランプ政権が保護主義を強める恐れが危惧されており、輸出と世界貿易に依存する地域にとっては好ましいことではない」と発言。「この緊張感は短期で終わる公算が大きい。大統領選と米連邦準備制度の会合が終われば、市場は安定し始めるだろう」と付け加えた。

  個別銘柄では、デンマークのコンテナ海運会社APモラー・マースクが減益決算の発表で7.2%安と急落。同国最大の銀行、ダンスケ銀行は3.5%値下がり。マースクが保有株を手放したことが嫌気された。一方、ドイツの衣料メーカー、ヒューゴ・ボスは4.2%上昇。コスト削減と中国事業の好調を手掛かりに、四半期利益が予想を上回った。
  

原題:Drops Worsen for Europe Stocks in Longest Losing Run Since ’14(抜粋)

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