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ゴールドマン:石炭価格上昇ではなく元安が鉄鉱石値上がりの主因

  • 人民元はドルに対してさらに下落し、鉄鉱石価格を下支えへ
  • 供給が膨らむ兆しがあるにもかかわらず、鉄鉱石価格は上昇

鉄鉱石価格が4月以来の高値に上昇したのは、恐らく中国人民元の下落によるものだ。米銀ゴールドマン・サックス・グループがこうした見方を示した。人民元がドルに対してさらに下落し、鉄鉱石価格を下支えすると同行は予想している。

  ホイ・シャン、アンバー・ツァイ、クリスチャン・レロングの3氏は1日のリポートで、人民元の下落で一部の中国国内の投資家が鉄鉱石などのドル建て資産に移行し、鉄鉱石価格は10月に上昇したと説明。米金融当局が年末までに利上げを実施すれば、元はさらに下落する可能性があると見込んでいる。同リポートを2日に受け取った。

人民元がけん引

  中国の港湾の在庫積み上がりを含め、供給が膨らむ兆しがあるにもかかわらず鉄鉱石価格は上昇している。石炭の値上がりを鉄鉱石価格上昇のけん引役と説明しようとしているアナリストもいるが、ゴールドマンはそれは理由として妥当ではなく、元安が主因だと指摘する。輸出が減少しドルが上昇する中で、中国の当局者らが人民元の柔軟性向上を容認する姿勢を示唆していることから、元は下落している。

原題:Goldman Says Sagging Yuan, Not Coal, Behind Iron Ore’s Rally (1)(抜粋)

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