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長くつらい「中高年マラソン」来年覚悟せよ-JPモルガンのケリー氏

  • 米国のGDP成長率は今年が1.5%、来年は2.1%にとどまる見通し
  • 米株の強気相場も「飛ばし過ぎて」後でスピードが落ちるとケリー氏

米銀JPモルガン・チェースの資産運用部門でチーフ・グローバルストラテジストを務めるデービッド・ケリー氏は2017年の投資について、経済成長が減速する中で困難が増すと予想し、中高年がマラソンを走るような状況になりそうだと語った。

  6日のニューヨークシティー・マラソンに息子と共に初めて参加するケリー氏(53)はメディアイベントで、来年の資本市場の見通しについて「われわれはこのレースを走り続けなければならないが、より過酷なレースになる。長くつらいマラソンになる」と発言した。

  ケリー氏は「私にとって今回が最初のマラソンだ。20年前ならもっと速く走ることを期待できただろうが、年齢のためそれほど速く走れないだろう。労働力人口や生産性の伸びという点から経済見通しを考えると、経済は世界的に30年前と同じではない。潜在力が低下している」と述べ、8年続く米国株の強気相場についてはマラソンで「飛ばし過ぎて」後でスピードが落ちるパターンになぞらえた。

LONDON MARATHON

つらいマラソン

Photographer: Suzanne Plunkett/Bloomberg News

  一方、JPモルガンのグローバル投資運用ソリューション共同責任者ジェド・ラスコウィッツ氏は、機関投資家が運用リターン目標を5.5%未満に引き下げるべきだと主張。2年前は「6%が新たな8%だった。期待運用利益の低下が続いており、今では5.25%近くに下がったとわれわれは考えている」と説明した。

  ブルームバーグのアナリスト調査によれば、米国の国内総生産(GDP)成長率は今年が1.5%、来年は2.1%と予想されている。1990年代は平均3%を上回っていた。

原題:JPMorgan’s Kelly Likens Investing Slog to Marathon Run at Age 53(抜粋)

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