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ブラジル株・通貨、下落-米大統領選の行方に不透明感高まる

  • 一部調査でトランプ氏の支持率が5月以来初めてクリントン氏上回る
  • 中国の製造業活動拡大を示す指標好感し、一時上昇する場面もあった

1日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落。一時上昇する場面もあったが、米国大統領選挙が依然として接戦であることが一部の世論調査で示されたことを受け、共和党候補ドナルド・トランプ氏が勝てば輸出業者が打撃を受けるとの懸念が高まった。通貨レアルも安い。

  ボベスパ指数は前日比2.5%安の63326.42で終了。一時0.6%高まで値を上げていた。レアルは1.2%安の1ドル=3.2317レアル。一時0.5%高まで上昇していた。

  この日発表されたABCとワシントン・ポスト紙の世論調査によると、トランプ氏の支持率が46%と、民主党候補ヒラリー・クリントン氏の45%を上回った。トランプ氏が支持率でクリントン氏をリードするのは5月以来だという。大統領選挙まであと1週間となる中、トレーダーらはトランプ氏勝利の場合に想定される資産への影響について予測に努めている。米国はブラジルにとって2番目に大きな貿易相手国であり、トランプ氏は輸入によって脅かされている米国労働者を守ると発言している。

  株式調査会社アップサイド・インベスターのパートナー、ペドロ・ガルジ氏はサンパウロで取材に応じ、「米大統領選でのトランプ氏勝利の可能性は世界およびブラジルにとって厄介だ。ブラジルは米国の保護主義政策によってマイナスの影響を受けかねない」と語った。

  この日は一時、中国の製造業活動を測る政府の指数が新規受注にけん引され2014年7月以来の高水準となったことで、世界経済に対する楽観的見方が広がっていたが、米大統領選に関する世論調査が重しとなった形だ。

  鉄鋼メーカーのウジミナスは5.3%下げた。原油安の中、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は4.7%下落。一方、航空機メーカーのエンブラエルが3.5%高と前日に続き大きく上げた。

原題:Brazil’s Real, Stocks Decline Amid U.S. Election Uncertainty(抜粋)

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