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英スタンダードチャータード、永久劣後債のコール見送り-市場は混乱

  • 約790億円の永久劣後債、1月の任意償還行使しない方針
  • 売りは他銘柄に波及、各行発行の永久劣後債が数年ぶり大幅安

英銀スタンダードチャータードは1日、劣後債について最初の任意償還期日である「初回コール日」で償還しない方針を示した。劣後債のコール見送りは異例。これを受け、欧州のクレジット市場は混乱した。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、この債券はスタンダード・チャータードが7億5000万ドル(約790億円)発行した永久劣後債(クーポン6.409%)で、任意償還条項付き。この発表で額面1ドル当たり83セントと2012年以来の低水準に沈み、1日の下げ幅は過去最大の14セントに達した。

  この売りは他の銘柄にも波及。英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)が10億ドル発行した永久劣後債(クーポン7.64%)は一時5セント下落の92セントと、6年ぶりの大幅安。仏銀クレディ・アグリコルの永久劣後債も2012年以降で最大の下げに見舞われた。

Standard Chartered Plc Branches Ahead Of Earnings

スタンダードチャータードのロゴ

Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg

  スタンダード・チャータードは決算報告に併せ「業績改善に注力する戦略と一致する形で、2017年1月に繰り上げ償還するオプションを行使しない計画だ」と明らかにし、新たに債券を発行し直せばより多くの金利を支払わなければならなくなると説明した。

原題:Standard Chartered Decision Not to Redeem Bonds Roils Market (3)(抜粋)

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