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クリントン、トランプ両候補が大統領選延長戦に身構え-法曹家で武装

  • 両陣営ともボランティア、法曹関係者を全米展開-選挙に目光らす
  • 支持率の差は急速に縮小、異議申し立ての可能性膨らむ

米大統領選挙の民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏は、投票日以降の延長戦にも戦闘態勢を整えている。

  クリントン氏は有権者保護プログラムの策定を進める。これには法曹関係者数千人が激戦州で協力することに合意済みだ。有権者への脅迫を含むあらゆる懸念を判断し、通常の手続きを検証するのが狙いで、フロリダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、オハイオ、ニューハンプシャー、アイオワ、ネバダ、アリゾナの各州で選挙監視員を準備している。

  一方、共和党全米弁護士協会は激戦州や接戦が予想される自治体での法律家を養成し、選挙監視に1000人の法律家を動員することを目指している。選挙結果について全米で異議を唱えることも視野に入れる。米内国歳入庁(IRS)に提出された書類によると、トランプ氏最大の支援者の1人であるヘッジファンドマネジャーのロバート・マーサー氏は、同協会に50万ドル(約5240万円)を投入。少なくとも過去4回の大統領選で最大の献金を行った。

  同協会幹部のマイケル・ティーレン氏は電子メールで「公正で誠実、開かれた選挙のためにわれわれは闘っている」と述べた。

  トランプ氏は大統領選挙が「不正操作」されていると主張、敗北した場合に結果を受け入れるか明言を避けている。このため選挙結果の異議申し立てが起きる可能性について、これまで議論の大半はトランプ氏の敗北を前提としたものだった。だが米連邦捜査局(FBI)のコミー長官が10月28日、クリントン氏の私的電子メール使用問題で調査を再開したと明らかにして以来、一部の世論調査によると両者の支持率の差は急速に縮小している。
  

原題:Clinton and Trump Prepare for Possibility of Election Overtime(抜粋)

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