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英EU離脱にらみ英国資産を全て売却-カーネギー投資銀行

  • 世論調査での賛否拮抗を受けて英国資産売却を開始-ストラテジスト
  • 極めて悪い取引に終わることは間違いない-ドゥルセビエリ氏

ストックホルムに本拠を置き172億ドル(約1兆8000億円)を運用するカーネギー投資銀行は、6月の英国民投票を前に行われた世論調査で欧州連合(EU)離脱をめぐる賛否の差が縮小したのを受け、顧客の英国資産を全て売却した。

  同行のチーフストラテジスト、ヘンリク・ドゥルセビエリ氏は10月31日の電話インタビューで、「投票前に英国の株式と社債を持っていた」と述べ、「保有する英国資産を完全にゼロにするため投票の1カ月ほど前には売却を開始した」ことを明らかにした。売却資産額については言及しなかった。

  ドゥルセビエリ氏はブルームバーグラジオに対し、同行が英国投資を避けている理由について、メイ英首相がEU離脱交渉を確実にするとしても、それをめぐる不確実性が依然としてあまりに大きいと指摘した。NNインベストメント・パートナーズが委託したマネーマネジャー83人を対象とした調査では、英国のEU離脱とEU分裂の可能性が投資において世界的に最大の脅威と受け止められていることが示された。

  同氏はラジオインタビューで、「極めて悪い取引に終わることは間違いなく、この新しい悪い取引に関して選挙が行われるか、その前に議会選挙の実施を余儀なくされるだろう」と予想。「英国のEU離脱の取引が英経済にとって実に悪いものになることが今後判明してくると思うため、英国の離脱が実現しない可能性は十分ある」と述べた。

原題:Brexit Pushed Carnegie Investment Bank to Sell All U.K. Assets(抜粋)

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