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バークレイズも25%縮小-10万人移転あり得るロンドンのオフィス事情

  • 採用凍結で縮小が決まったスペースは、約5000のデスクを収納可能
  • 企業は2年以内に最大10万人をロンドンから別の場所に移す可能性

英銀バークレイズは、ロンドンのオフィススペースを25 %縮小することを決めた。建設中のオフィスビルの開発業者にとって、テナント不足のリスクが増大する状況を浮き彫りにしている。

  非公開情報であることを理由に事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に語ったところでは、バークレイズはロンドンの金融街カナリーワーフのオフィススペースを英政府に転貸することを目指している。これは、これまでテナントが入っていたスペースが企業のスリム化で突然再び市場に出回る可能性を物語っており、投資家が予想する以上に競争が厳しさを増すことになりそうだ。

  ジェフリーズ・グループのアナリスト、マイク・プルー氏が6月の顧客向けリポートで指摘したところによると、英国の欧州連合(EU)離脱のプロセスが始動する2年以内に企業は最大10万人をロンドンから別の場所に移すこともあり得る。その場合には「ガーキン」と同じ大きさの高層ビル20棟分の人員がいなくなる計算だ。

  バークレイズはオフィススペース縮小の費用として7-9月(第3四半期)に1億5000万ポンド(約192億円)の費用を計上。ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は27日のアナリストとの電話会議で、今後2週間以内に完了する可能性が高いとの見通しを示した。同行の広報担当者が31日に明らかにしたところでは、採用凍結で縮小が決まったスペースは、約5000のデスクを収容できる広さがある。

  シティー(ロンドンの金融街)のオフィス物件の価格は、英国民投票でEU離脱が選択された直後の7月に少なくとも7年ぶりの大幅な下落に見舞われた。ブローカーのカーター・ジョナスによれば、シティーとドックランズの賃借料は今後2年で10-12%下げることが見込まれる。

原題:Barclays’s 25% Cut in London Office Space Signals Threat of Glut(抜

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