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習主席の夢、エアバスとボーイングへの対抗-最新国産機で羽ばたくか

  • 中国商用飛機が単通路機C919で寡占状態に挑む
  • 中国の製造業発展計画で航空・宇宙は上位に位置付けられている
The C919 passenger jet. Photographer: VCG via Getty Images

The C919 passenger jet. Photographer: VCG via Getty Images

The C919 passenger jet. Photographer: VCG via Getty Images

中国は欧州エアバス・グループと米ボーイングという航空機メーカー2社による寡占状態に挑む夢を抱いている。その野望は、上海の格納庫で徐々に形を表しつつある。

  国有企業の中国商用飛機(COMAC)は、座席数168席の単通路機「C919」の生産を進めており、大手が支配する業界に同モデルで割って入ろうとしている。同社はこれまで座席数90席でより小型の「ARJ21」というジェット機を製造しており、そこで得た専門技術を新型機に生かしている。ARJ21は商用に少なくとも20億ドル(約2100億円)相当受注。その大半は中国企業からだ。

  COMACはC919で既に21の顧客から517機分について購入のコミットメントを得たと説明している。1日開幕の珠海(広東省)航空ショーで、同社はC919の実物大模型を展示する。

  旅客機プロジェクトは、中国をスニーカーや衣料品、玩具などを製造する国からエアバスやボーイングのような企業と対抗できる国へ転換させることを目指す、習近平国家主席の野心的計画の一環だ。中国は昨年、製造業発展を目指す計画「中国製造2025」を発表。航空・宇宙は優先順位で情報技術(IT)とロボット工学に次いで3番目に位置付けられている。

原題:Xi’s Dream Takes Shape in Shanghai to Challenge Airbus, Boeing(抜粋)

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