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中国指導部の定年に決まったルールない、「伝説」だ-共産党幹部

  • 党中央委総会コミュニケ草案に関わってきた鄧茂生氏が発言
  • 来年の党大会での人事に向けて不確実性が増す

中国共産党の中央政策研究室幹部の鄧茂生氏は、中国の指導部交代を予想するのに広く用いられる定年ルールについて、「純然たる民間の伝説」だと一蹴した。来年の党大会で習近平総書記(国家主席)が指導部人事を行う際に誰が退任するかを見込む上での重要な前提が揺らぐことになる。

  鄧氏は北京での10月31日の記者会見で、党幹部の定年規定は柔軟であるべきで、状況次第では見直しが必要だと述べた。同氏は「七上八下」と呼ばれる党政治局常務委員の定年ルールに関する質問に答えた。七上八下とは68歳以上なら常務委員に再任しないという党の慣例を簡潔に示す表現。

  鄧氏は「『七上八下』の厳格な境界は存在しない」とし、「民間の伝説から生まれた話で、当てにできない」と話した。同氏は習総書記の下で発表された4つの党中央委員会総会コミュニケ全ての草案作成に関わった。

China's Growth At Stake As Communist Party Congress Begins

習近平総書記(中央)

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  同氏の発言を受け、2017年後半に開かれる5年に一度の党大会での人事に、新たな不確実性が加わった。七上八下は現在の常務委員7人のうち5人が来年の党大会で引退するとの見方の根拠となってきた。定年に関する指針が存在しないのであれば、習氏(63)がいずれ直面することになる障害も取り除かれ、22年に総書記としての2期目が終了した後も常務委員の座にとどまることが可能になる。

  ただ鄧氏は最高指導部には何らかの定年が必要だとの認識を示し、「終身任期」の観測は退けた。

原題:China Official Says Party Leaders Have No Set Retirement Age (1)(抜粋)

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